解析者: Jemimah Mae Molina   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

コインマイナーは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

概要:プログラムは、コンピュータのCPUおよびGPUのリソースを利用して仮想通貨を発掘します。

  詳細

ファイルサイズ 104859730 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2019年9月2日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

コインマイナーは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

コインマイナーは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • Global\94fad2a28742b746497b862e6795115a_v2.13.0

コインマイナーは、感染コンピュータ上のメモリに以下のプロセスを確認すると、自身を終了します。

  • SbieSvc
  • SbieCtrl
  • Cain
  • Wireshark
  • DumpCap
  • TShark
  • Fiddler
  • APorts
  • TcpView
  • WSExplorer
  • HttpAnalyzer
  • HTTPDebugger
  • NetworkTrafficView
  • SmSniff
  • SocketSniff
  • WebSiteSniffer
  • HTTPNetworkSniffer
  • DNSQuerySniffer
  • CPorts
  • TcpLogView
  • WSockExpert
  • hookME
  • CHKenCap
  • IDAG
  • IDAG64
  • IDAQ
  • IDAQ64
  • WinDbg
  • OllyDBG
  • OllyICE
  • ImmunityDebugger
  • x32dbg
  • x64dbg
  • win32_remote
  • win64_remote64
  • DbgView
  • WinHex
  • PEiD
  • DIE
  • ExeInfoPE
  • LordPE
  • PEditor
  • Stud_PE
  • ImportREC
  • PEStudio
  • PE-Bear
  • HipsDaemon
  • SysDiag-GUI
  • ZhuDongFangYu
  • QHActiveDefense
  • QQPCRTP
  • SfAntiBot
  • RegMon
  • RegShot
  • FileMon
  • ProcMon
  • SysTracer
  • SysMon
  • SysMon64
  • AutoRuns
  • AutoRuns64
  • TaskMgr.exe
  • PerfMon
  • ProcExp
  • ProcExp64
  • ProcessHacker
  • AnVir
  • PExp
  • PExp64
  • SystemExplorer
  • IceSword
  • WSysCheck
  • PCHunter32
  • PCHunter64
  • PowerTool32
  • PowerTool64
  • AntiSpy
  • 360taskmgr
  • sysAnalyzer
  • Proc_Analyzer
  • Proc_Watch
  • Sniff_Hit
  • apimonitor-x86
  • apimonitor-x64
  • SysInspector
  • JoeBoxControl
  • JoeBoxServer
  • ComputerZ_CN

その他

コインマイナーは、以下のいずれかのファイルが存在している場合、自身を終了します。

  • cmdvrt32.dll
  • SbieDll.dll
  • cmdvrt64.dll
  • SxIn.dll
  • SXIn64.dll
  • dir_watch.dll
  • api_log.dll
  • api_log.x64.dll
  • DbgHelp.dll
  • WpeSpy.dll
  • WSockHooK.dll

コインマイナーは、ウインドウまたはクラスが、以下のいずれかの文字列を含んでいる場合、自身を終了します。

  • PROCEXPL
  • PROCMON_WINDOW_CLASS
  • TCPViewClass
  • PortmonClass
  • ProcessHacker
  • AnVirMainFrame
  • Autoruns
  • OLLYDBG
  • OllyDbg
  • pe--diy
  • 1212121
  • TIdaWindow
  • WinDbgFrameClass
  • dbgviewClass
  • gdkWindowToplevel
  • WSExplorer
  • RegmonClass
  • 18467-41
  • SandboxieControlWndClass
  • Sandboxie Control

詳細:プログラムは、コンピュータのCPUおよびGPUのリソースを利用して仮想通貨を発掘します。その結果、感染コンピュータの動作が非常に遅くなります。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.346.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年9月5日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.347.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年9月6日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「Coinminer.Win64.MALXMR.TIAOODC」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Coinminer.Win64.MALXMR.TIAOODC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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