解析者: Erika Bianca Mendoza   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェア マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 49,152 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2011年8月21日

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\{net service name}ssvcs.dll - also detected as BKDR_SMALL.JK

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
Type = 20

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
Start = 2

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
ErrorControl = 1

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
ImagePath = %System%\svchost.exe -k netsvcs

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
DisplayName = {net service name}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}
ObjectName = LocalSystem

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\{net service name}\Parameters
ServiceDll = %System%\{net service name}ssvcs.dll

その他

マルウェア は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した マルウェア )を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このマルウェアが追加したランダムなサービスキーの削除を削除します。

  1. 最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。検出したマルウェアのパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。
  2. 「レジストリエディタ」を起動します。
    [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。
    ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。
  3. [CTRL]+[F]で[検索]ダイアログボックスを表示します。
  4. 検索ダイアログボックス内に、上記で検出したマルウェアのファイル名を入力し、[次を検索]をクリックします。
    (註:ダイアログボックス内のチェックボックスは、[データ]のみがチェックされていることを確認してから[次を検索]をクリックしてください。)
  5. find.

  6. 上記で確認したマルウェアのファイル名が確認できた場合、右パネルに以下のレジストリ値が存在することを確認します。

    ImagePath = <上記で確認したマルウェアのパス名およびファイル名>

  7. このレジストリ値が確認できた場合、左側のパネルで、このレジストリ値が属するサービスキーを検索します。
  8. 左側のパネルで検索したサービスキー上で右クリックし、[削除]を選択します。
  9. [レジストリをすべて検索しました]というダイアログボックスが表示されるまで、手順2.)から6.)を繰り返してください。
  10. レジストリエディタを閉じてください。

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_SMALL.JK」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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