解析者: Mark Joseph Manahan   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 69,632 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年3月9日
ペイロード システム情報の収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • !DSK#*SF

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Send system information (Lan IP, Wan IP, Computer name, Username, Account Type, OS)
  • Send hardware information (CPU speed, Memory)
  • Manage Files (Search, Download, Upload, Execute, Rename, Delete)
  • Manage Registries (Search, Modify, Delete, Rename, Create)
  • Manage Processes (View, Kill, Suspend, Unload Module)
  • Manage Services (View, Start, Stop, Edit, Install, Uninstall)
  • Manage Devices (View, Enable, Disable, Remove)
  • Manage Windows
  • Relay server
  • View,copy and uninstall applications
  • View active ports
  • Perform a shell command
  • Download and inject remote codes to legitimate processes
  • Log keystrokes and active window
  • Capture screenshots
  • View webcam activity
  • Listen to microphone audio
  • Update, Uninstall, Restart the malware
  • Retrieve cached passwords and hashes

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}ller.{BLOCKED}renum.com:443
  • {BLOCKED}ller.{BLOCKED}renum.com:80

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.776.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年3月9日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_POISON.MJR」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_POISON.MJR」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください