BKDR_PLUGX.DUKPS
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下の通常のプロセスにスレッドを組み込みます。
- svchost.exe
- msiexec.exe
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Manage files, registries, services and directories
- Log keystrokes and active window
- Restart/Reboot/Shutdown system
- Enumerate processes
- Terminate processes
- Get drive information
- Enumerate network resources
- Set TCP connection state
- Perform port mapping
- Capture screen
- Perform remote shell
- Connect to SQL Database
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- sc.{BLOCKED}t.info:80
その他
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、以下のコンポーネントが必要になります。
- %Malware Path%\MyWorkhgf.exe ← loads log.dll
- %Malware Path%\log.dll ← loads PlugX (detected as TROJ_PLUGX.DUKPS)
マルウェアが実行する不正リモートユーザからのコマンドは、以下のとおりです。
- ファイル、レジストリ、サービス、ディレクトリの管理
- キー入力操作情報およびアクティブなウインドウの記録
- コンピュータの再起動、リブート、シャットダウン
- プロセスの列挙
- プロセスの終了
- ドライブ情報の取得
- ネットワークリソースの列挙
- TCP接続状態の設定
- ポートマッピングの実行
- スクリーンキャプチャ
- リモートシェルの実行
- SQLデータベースへ接続
マルウェアが自身の不正活動を実行するために必要な以下のコンポーネントは、”log.dll”を読み込みます。
- %Malware Path%\MyWorkhgf.exe
- %Malware Path%\log.dll
マルウェアが自身の不正活動を実行するために必要な以下のコンポーネントは、plugx(「TROJ_PLUGX.DUKPS」)のローダです。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下のファイルを検索し削除します。
- %Malware Path%\MyWorkhgf.exe
- %Malware Path%\log.dll
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_PLUGX.DUKPS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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