解析者: Sabrina Lei Sioting   

 別名:

Backdoor:Win32/Plugx.A (Microsoft), Backdoor.Korplug (Symentec), Troj/Plugx-B (Sophos), Backdoor.Win32.Plugx (Ikarus), Win32/Korplug.W trojan (Eset),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 259,072 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年1月7日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %ProgramData%\SxS\bug.log
  • %ProgramData%\SxSi\kl.log
  • %System Root%\Users\All Users\SxS\bug.log
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi\kl.log

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

マルウェアは、以下の無害なファイルを作成します。

  • %ProgramData%\SxSi\rc.exe
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi\rc.exe

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %ProgramData%\SxS
  • %ProgramData%\SxSi
  • %System Root%\Users\All Users\SxS
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
Type = "110"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
Start = "2"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
ErrorControl = "0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
ImagePath = "%ProgramData%\SxSi\rc.exe" 200 0"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
DisplayName = "SxSi"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
ObjectName = "LocalSystem"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi
Description = "SxSi"

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
services\SxSi

他のシステム変更

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\FAST
CLSID = "{hex values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
FAST
CLSID = "{hex values}"

マルウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\FAST

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
FAST

バックドア活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • http://{BLOCKED}irectme.net/update?id=00107f08

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %ProgramData%\SxSi\rc.hlp
  • %ProgramData%\SxSi\rcdll.dll
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi\rc.hlp
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi\rcdll.dll

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.642.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年1月7日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.643.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年1月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • FAST
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes
    • FAST
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services
    • SxSi

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %ProgramData%\SxS
  • %ProgramData%\SxSi
  • %System Root%\Users\All Users\SxS
  • %System Root%\Users\All Users\SxSi

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_PLUGX.AH」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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