解析者: Michael Cabel   
 更新者 : Christopher Daniel So

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

  詳細

使用ポート TCP Port 443, TCP Port 80 (HTTP)
ファイルサイズ 不定
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2011年6月1日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Enumerate processes
  • Start remote command prompt
  • Create a file for writing
  • Write to the opened file
  • Open/Execute a file
  • Read a part or an entire file
  • Close connection to C&C server
  • Delete a file
  • Terminate process
  • Enumerate drives and their types
  • List files in the current directory

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.149.100:443
  • mycount.{BLOCKED}e.com:443

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、以下のプロキシサーバを介して、コマンド&コントロール(C&C)サーバに接続します。

  • <省略>.<省略>.16.21:8080

マルウェアは、通常、サービスとしてインストールされます。

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • プロセスの列挙
  • リモートコマンドプロンプトの開始
  • 書き込み可能なファイルの作成
  • 開いているファイルへの書き込み
  • ファイルを開く/ファイルを実行する
  • ファイルの一部または全体の読み込み
  • C&Cサーバへの接続の終了
  • ファイルの削除
  • プロセスの終了
  • ドライブおよびそれらのタイプの列挙
  • 現在のディレクトリ内のファイルの表示

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.196.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年6月1日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.197.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年6月2日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「BKDR_PAPRAS.SMF」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

「BKDR_PAPRAS.SMF」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_PAPRAS.SMF」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください