解析者: Mark Joseph Manahan   

 別名:

Mal/Generic-L (Webroot) ,Trojan horse Downloader.Generic9.CEDC (AVG) ,W32/Agent.AWPP!tr.bdr (Fortinet) ,Trojan-Dropper.Agent (Ikarus) ,TrojanDownloader:Win32/Ompiw.A (Microsoft) ,BackDoor-ERZ (McAfee) ,a variant of Win32/Agent.WSG trojan (Eset) ,Backdoor.Trojan (Symantec) ,Suspicious file (Panda) ,BehavesLike.Win32.Malware.rwx (mx-v) (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  詳細

ファイルサイズ 53,248 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2014年1月3日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_PPDROP.AP

インストール

マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

  • windowsupdate

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
IMJPMIG = "%User Temp%\explorer.exe"

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • execute 'microupdater.exe'
  • Gather OS version, Hostname, Ip Address, Network Information, Username, Timezone, Drive Information
  • File Manipulation : Find, Move, Change attribute, Delete, Create, Execute

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}ate.{BLOCKED}as.net:443

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_OMPIW.AB」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

    • TROJ_PPDROP.AP

手順 3

「BKDR_OMPIW.AB」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • IMJPMIG = "%User Temp%\explorer.exe"

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_OMPIW.AB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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