解析者: Jennifer Gumban   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

マルウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。

  詳細

使用ポート TCP Port 443
ファイルサイズ 73,728 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年11月28日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Shell Folders
Startup = "%User Profile%\Start Menu\Programs\Startup"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
User Shell Folders\New
Startup = "%User Profile%\My Documents\Startup"

マルウェアは、<Common Startup>フォルダ内に以下のように自身のコピーを作成します。これにより、Windows起動時に自身のコピーの自動実行が可能となります。

  • %User Profile%\My Documents\Startup\algsrv.exe

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Perform remote shell
  • Monitor mouse and keyboard events
  • Uninstall itself
  • Inject itself to specific process
  • Terminate process
  • Capture screenshot
  • Get drive information
  • File Manipulation (Create, Modify, Rename, Copy, Delete)
  • Execute file

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}.90.11:443

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

  • Computer Name
  • OS Version
  • RAM

その他

マルウェアが実行するコマンドは、以下のとおりです。

  • リモートシェルの実行
  • マウスおよびキーボードのイベントの監視
  • 自身のアンインストール
  • 特定のプロセスに自身の挿入
  • プロセスの終了
  • スクリーンショットの取得
  • ドライブ情報の取得
  • ファイルの操作(作成、改変、改称、コピー、削除)
  • ファイルの実行

マルウェアが収集する情報は、以下のとおりです。

  • コンピュータ名
  • オペレーティングシステム(OS)の種類
  • RAM

マルウェアは、以下のURLにpingを送信し、IPアドレスを取得します。マルウェアは、このアドレスにアクセスし、不正リモートユーザからの情報を送受信します。

  • yd.{BLOCKED}bto.org:443

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.450.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年12月3日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.451.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年12月4日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Folders
    • Startup = "%User Profile%\Start Menu\Programs\Startup"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\User Shell Folders\New
    • Startup = "%User Profile%\My Documents\Startup"

手順 4

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_NETBOT.BHHH」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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