BKDR_LURK.CA
Trojan:Win32/Dynamer!ac (Microsoft); RDN/Generic BackDoor (McAfee); Trojan.Win32.Inject.vdbd (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse Generic_r.EZI.dropper (AVG)
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- %Windows%\linkinfo.dll
(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
FaultCount = "1"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
FaultTime = "afb8"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
FaultCount = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
FaultTime = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer
CleanShutdown = "0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Applets\
SysTray
Services = "1f"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1f」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Tracing\
Microsoft\Imapi
LogSessionName = "stdout"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Tracing\
Microsoft\Imapi
Active = "1"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Tracing\
Microsoft\Imapi
ControlFlags = "1"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「1」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Tracing\
Microsoft\Imapi\ImapiSvc
Guid = "8107d8e9-e323-49f5-bba2-abc35c243dca"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「8107d8e9-e323-49f5-bba2-abc35c243dca」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Tracing\
Microsoft\Imapi\ImapiSvc
BitNames = "{random characters}"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「 ImapiDebugError ImapiDebugWarning ImapiDebugTrace ImapiDebugInfo ImapiDebugX ImapiDebugSort」となります。)
マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
IEAK\GroupPolicy\PendingGPOs
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\~EEDA7.tmp
- %User Temp%\~A2B8.TMP
- %Temp%\zl4c993d.TMP
(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Temp%フォルダは、一時的にファイルが保存されるフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Windows\Temp" です。.)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- FaultCount = "1"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- FaultTime = "afb8"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- FaultCount = "0"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- FaultTime = "0"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
- CleanShutdown = "0"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Applets\SysTray
- From: Services = "1f"
To: Services = ""1f""
- From: Services = "1f"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Tracing\Microsoft\Imapi
- From: LogSessionName = "stdout"
To: LogSessionName = ""{random values}""
- From: LogSessionName = "stdout"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Tracing\Microsoft\Imapi
- From: Active = "1"
To: Active = ""1""
- From: Active = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Tracing\Microsoft\Imapi
- From: ControlFlags = "1"
To: ControlFlags = ""1""
- From: ControlFlags = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Tracing\Microsoft\Imapi\ImapiSvc
- From: Guid = "8107d8e9-e323-49f5-bba2-abc35c243dca"
To: Guid = ""8107d8e9-e323-49f5-bba2-abc35c243dca""
- From: Guid = "8107d8e9-e323-49f5-bba2-abc35c243dca"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Tracing\Microsoft\Imapi\ImapiSvc
- From: BitNames = "{random characters}"
To: BitNames = "" ImapiDebugError ImapiDebugWarning ImapiDebugTrace ImapiDebugInfo ImapiDebugX ImapiDebugSort""
- From: BitNames = "{random characters}"
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\~EEDA7.tmp
- %User Temp%\~A2B8.TMP
- %Temp%\zl4c993d.TMP
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_LURK.CA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %Windows%\linkinfo.dll
手順 6
以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。
※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\IEAK\GroupPolicy
- PendingGPOs
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