別名:

Trojan.Gen.2 (Symantec); HEUR:Trojan.Win32.Generic (Kaspersky); Troj/MSIL-JHH (Sophos); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 975,968 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2017年6月30日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %User Temp%\FolderN\name.exe

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Profile%\AppData
  • %User Profile%\AppData\Local
  • %User Profile%\Local\Temp
  • %User Profile%\Temp\FolderN
  • %User Profile%\Application Data\Monitor
  • %Program Files%\Client
  • %User Profile%\Monitor\Logs
  • %User Profile%\Monitor\Files
  • %User Profile%\Monitor\Guard
  • %User Profile%\Monitor\Screenshots
  • %User Profile%\Screenshots\06-14-2017

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
Client Monitor = "cmd /c start Client Monitor %Program Files%\Client\client.exe "

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %User Profile%\Temp\ svhost.exe
  • %User Profile%\FolderN\name.exe:Zone.Identifier
  • %User Startup%\name.exe:Zone.Identifier
  • %Program Files%\Client\client.exe:Zone.Identifier

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %User Startup%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Start Menu\Programs\Startup" 、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、" C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Control\MediaResources\msvideo

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software
MgQnCESSb6/1FP70cjugiA== = "JFMZD5WpiAesGVjXEzr+dm4DNZKVc0VdXkWq25UT/5Q="

HKEY_CURRENT_USER\Software
yZUhOPHDu1qzofSDMW3sFA== = "N7O9fqOsQQZGC9U87sYElQ=="

HKEY_CURRENT_USER\Software
RQucpmMjE2cx7v/Gkzfssw== = "mYYAjVehOJOazGv3o9JXXw=="

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
shell = "explorer.exe,%System%\clientmonitor.exe "

HKEY_CURRENT_USER\Software
FfKUVWqpoMx2wWYc48MJpw== = "CmQyDdvLYaK2Hq643MdXyfjxOw41sCBv0K9AJdU64yM="

HKEY_CURRENT_USER\Software
RQucpmMjE2cx7v/Gkzfssw== = "18cwh5lLrzAfkU6ETpLXBw=="

HKEY_CURRENT_USER\Software
bapyVDyJZouQL34mUQ8AzA== = "7NieXrjzYbfVYel8KuKNLQ=="

HKEY_CURRENT_USER\Software
du5bidbSILHeiqunIBMZ6GWNSRmZsNyePupaqRG61A4= = "LAvD8vgYe48NSxutSvNCrQ=="

HKEY_CURRENT_USER\Software
pDzxE1IOcuBgBLGMlPOL5ywLw/L4GHuPDUsbrUrzQq0= = "LAvD8vgYe48NSxutSvNCrQ=="

HKEY_CURRENT_USER\Software
qpzfrdfgD4IMVWYXHu089g== = "{random characters}"

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Windows
Load = "%User Temp%\FolderN\name.exe.lnk "

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Profile%\FolderN\name.exe.lnk
  • %User Profile%\Guard\1
  • %User Profile%\06-14-2017\2.27 AM
  • %User Temp%\6124
  • %User Profile%\Temp\svhost.exe
  • %Program Files%\Client\client.exe
  • %System%\clientmonitor.exe

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}7.99.182

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.8

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\MediaResources
    • msvideo

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • Client Monitor = "cmd /c start Client Monitor %Program Files%\Client\client.exe "
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • MgQnCESSb6/1FP70cjugiA== = "JFMZD5WpiAesGVjXEzr+dm4DNZKVc0VdXkWq25UT/5Q="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • yZUhOPHDu1qzofSDMW3sFA== = "N7O9fqOsQQZGC9U87sYElQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • RQucpmMjE2cx7v/Gkzfssw== = "mYYAjVehOJOazGv3o9JXXw=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
    • shell = "explorer.exe,%System%\clientmonitor.exe "
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • FfKUVWqpoMx2wWYc48MJpw== = "CmQyDdvLYaK2Hq643MdXyfjxOw41sCBv0K9AJdU64yM="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • RQucpmMjE2cx7v/Gkzfssw== = "18cwh5lLrzAfkU6ETpLXBw=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • bapyVDyJZouQL34mUQ8AzA== = "7NieXrjzYbfVYel8KuKNLQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • du5bidbSILHeiqunIBMZ6GWNSRmZsNyePupaqRG61A4= = "LAvD8vgYe48NSxutSvNCrQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • pDzxE1IOcuBgBLGMlPOL5ywLw/L4GHuPDUsbrUrzQq0= = "LAvD8vgYe48NSxutSvNCrQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • qpzfrdfgD4IMVWYXHu089g== = "{random characters}"

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows
    • Load = "%User Temp%\FolderN\name.exe.lnk "

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\FolderN\name.exe.lnk
  • %User Profile%\Guard\1
  • %User Profile%\06-14-2017\2.27 AM
  • %User Temp%\6124
  • %User Profile%\Temp\svhost.exe
  • %Program Files%\Client\client.exe
  • %System%\clientmonitor.exe

手順 7

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Profile%\AppData
  • %User Profile%\AppData\Local
  • %User Profile%\Local\Temp
  • %User Profile%\Temp\FolderN
  • %User Profile%\Application Data\Monitor
  • %Program Files%\Client
  • %User Profile%\Monitor\Logs
  • %User Profile%\Monitor\Files
  • %User Profile%\Monitor\Guard
  • %User Profile%\Monitor\Screenshots
  • %User Profile%\Screenshots\06-14-2017

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_LUMINOSITY.AUSINE」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 9

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %User Profile%\Temp\ svhost.exe
  • %User Profile%\FolderN\name.exe:Zone.Identifier
  • %User Startup%\name.exe:Zone.Identifier
  • %Program Files%\Client\client.exe:Zone.Identifier


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