解析者: Warren Adam Sto. Tomas   
 別名:

Trojan horse Atros4.CFRU(AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 2,418,667 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2017年2月13日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\kd9bvI\x
  • %User Temp%\kd9bvI\um4e.dll
  • %User Temp%\kd9bvI\p
  • %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh\x
  • %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh\um4e.dll
  • %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh\xKlydj700h.exe
  • %Application Data%\Microsoft\xKlydj700h.exe
  • %Application Data%\Macromedia\xKlydj700h.exe

(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.)

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\kd9bvI\mbTv10.exe

(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\kd9bvI
  • %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh
  • %Application Data%\Monitor\Files
  • %Application Data%\Monitor\Guard
  • %Application Data%\Monitor\Logs
  • %Application Data%\Monitor\Screenshots

(註：%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\＜ユーザー名＞\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local\Temp" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Roaming" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
xKlydj7ooh = %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh\xKlydj7ooh.exe

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Microsoft = %Application Data%\Microsoft\xKlydj7ooh.exe

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Driver = %Application Data%\Macromedia\xKlydj7ooh.exe

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software
KuoNer2pXXZnM9wg1a5B0Q== = dPgewiSdtH+VEq1GhX6hDX6hd6YaUxx/eVYDM+cURPY=

HKEY_CURRENT_USER\Software
bhpRL2hxHV6cWLFgTdHlHQ== = c3QlcJNv2our3ZDXDJ4oog==

HKEY_CURRENT_USER\Software
PRC = 3776

HKEY_CURRENT_USER\Software
qiDSpS7Wo0a7UdJ6YI4KBA== = Qo9WQLcPiheyvdfJ14Lvx9Oi643cctbjiDGCZ4FnWOI=

HKEY_CURRENT_USER\Software
bhpRL2hxHV6cWLFgTdHlHQ== = Oa1sIB1v6WZEsi52YmSXsA==

HKEY_CURRENT_USER\Software
42nrW/VAiS5h8vwjeAqOTg== = XCACofi+cIbUenZFPQ5v6Q==

HKEY_CURRENT_USER\Software
aED8D/iKZFZoJ3KDSuB2lIAkDyEbDbIHDgfVnZKHSwo= = zzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ==

HKEY_CURRENT_USER\Software
cZU98pShyk3+/E/NOT+pLc81h6kHEY4OYKm3h1sRdbU= = zzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ==

HKEY_CURRENT_USER\Software
k8sGMC/2mz7wswpy3v7t/g== = UOEMWo5i1hm6aSEvqKPRtj42cPMNImLLAr27szeA45wf2ZRqlO56yWEftObalDll7Cq72WBvS7VRZjM6mDpAyXtxeeYkK1NFUX/ye/QS18x5DI95OCS7XA5zDUuYGvtzzzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ==

HKEY_CURRENT_USER\Software
PTH = %Windows%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\regasm.exe

HKEY_CURRENT_USER\Software
MTX = 6248cd88890c2cbe2a0a9fa8f2e605fa3f62fc28

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.217.22

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.218.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年2月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.219.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年2月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム（OS）の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル／フォルダ／レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告：レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • xKlydj7ooh = "%System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh\xKlydj7ooh.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Microsoft = "%Application Data%\Microsoft\xKlydj7ooh.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Driver = "%Application Data%\Macromedia\xKlydj7ooh.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • KuoNer2pXXZnM9wg1a5B0Q = = = "dPgewiSdtH+VEq1GhX6hDX6hd6YaUxx/eVYDM+cURPY="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • bhpRL2hxHV6cWLFgTdHlHQ = = = "c3QlcJNv2our3ZDXDJ4oog=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • PTH = "%Windows%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\regasm.exe"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • MTX = "6248cd88890c2cbe2a0a9fa8f2e605fa3f62fc28"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • PRC = "3776"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • qiDSpS7Wo0a7UdJ6YI4KBA = = = "Qo9WQLcPiheyvdfJ14Lvx9Oi643cctbjiDGCZ4FnWOI="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • bhpRL2hxHV6cWLFgTdHlHQ = = = "Oa1sIB1v6WZEsi52YmSXsA=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • 42nrW/VAiS5h8vwjeAqOTg = = = "XCACofi+cIbUenZFPQ5v6Q=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • aED8D/iKZFZoJ3KDSuB2lIAkDyEbDbIHDgfVnZKHSwo = = "zzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • cZU98pShyk3+/E/NOT+pLc81h6kHEY4OYKm3h1sRdbU = = "zzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ=="
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • k8sGMC/2mz7wswpy3v7t/g = = = "UOEMWo5i1hm6aSEvqKPRtj42cPMNImLLAr27szeA45wf2ZRqlO56yWEftObalDll7Cq72WBvS7VRZjM6mDpAyXtxeeYkK1NFUX/ye/QS18x5DI95OCS7XA5zDUuYGvtzzzWHqQcRjg5gqbeHWxF1tQ=="

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\kd9bvI
  • %System Root%\xKlydj7oohxKlydj7ooh
  • %Application Data%\Monitor\Files
  • %Application Data%\Monitor\Guard
  • %Application Data%\Monitor\Logs
  • %Application Data%\Monitor\Screenshots

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\Microsoft\xKlydj700h.exe
  • %Application Data%\Macromedia\xKlydj700h.exe

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_LUMINOSITY.AUSIKZ」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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