解析者: Erika Bianca Mendoza   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のアプリケーションのアイコンを用いて、検出および削除を避けます。

マルウェアは、Internet Explorer(IE)のウィンドウを非表示で開きます。

  詳細

ファイルサイズ 153,026 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年5月11日
ペイロード Internet Explorer(IE)のウインドウを起動

侵入方法

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Windows%\adobeupdate.exe
  • %Windows%\java\classes\ose.cer
  • %User Temp%\ie.exe
  • %User Temp%\loo.txt
  • %User Temp%\winword.doc
  • %Program Files%\Common Files\ODBC\Data Sources\Odbc.dat

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、"C:\Window"、WindowsNT および 2000の場合、"C:\WINNT" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。. %Program Files%は、標準設定では "C:\Program Files" です。)

マルウェアは、以下のアプリケーションのファイルアイコンを使用します。

  • Microsoft Word

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{8E12AADC-A55E-3FBE-4C6E-6B6EAC7CAFB5}
StubPath = %Windows%\adobeupdate.exe

バックドア活動

マルウェアは、IEのウィンドウを非表示で開きます。