解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからリモートで受信する特定のコマンドを実行します。これにより、感染コンピュータおよび同コンピュータ上の情報は危険にさらされることとなります。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

マルウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。

  詳細

使用ポート TCP Port 443
ファイルサイズ 19,968 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年7月28日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_PIDIEF.XEA

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Download and execute other files
  • Execute arbitary CMD shell commands

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • {BLOCKED}24.195

情報漏えい

マルウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

  • Computer Name
  • User Name
  • Operating System Version
  • Proxy Server

その他

マルウェアが不正リモートユーザから受信し実行するコマンドは以下の通りです。

  • 他のファイルのダウンロードおよび実行
  • 任意のCMDシェルコマンドの実行

また、マルウェアが感染コンピュータから収集する情報は以下の通りです。

  • コンピュータ名
  • ユーザ名
  • OSのバージョン
  • プロキシサーバ

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 8.316.12
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年7月29日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.317.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2011年7月29日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_ETUMBOT.O」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

手順 3

「BKDR_ETUMBOT.O」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_ETUMBOT.O」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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