解析者: Michael Cabel   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 74,240 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年9月5日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_DATCAEN.A

インストール

マルウェアは、以下のプロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

  • SVCHOST.EXE

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
Type = 20

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
Start = 2

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
ErrorControl = 1

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
ImagePath = %SystemRoot%\System32\svchost.exe -k netsvcs

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
DisplayName = "Portable Media Connect Service"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
ObjectName = "LocalSystem"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp
Description = "Retrace the removable broadcast connected to your computer. If this service is stopped, online broadcast might not be available."

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\WmdmPmSp\Parameters
ServiceDll = %System%\datac1en.dll

バックドア活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • http://{BLOCKED}l.{BLOCKED}fy.com/8jwpc/odw3ux

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「BKDR_DATCAEN.A」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    TROJ_DATCAEN.A

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • WmdmPmSp

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_DATCAEN.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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