解析者: Jennifer Gumban   

 別名:

TrojanSpy:Win32/Nivdort!rfn (Microsoft); RDN/Generic BackDoor!bdd (McAfee); Downloader.Upatre!g15 (Symantec); HEUR:Trojan.Win32.Generic (Kaspersky); Mal/Bayrob-A (Sophos); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse Generic36.BLYK (AVG)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 342,528 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2015年12月4日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、異なるファイル名を用いて以下のフォルダ内に自身のコピーを作成します。

    マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

    • %System Root%\{random characters}\{random characters}.exe

    (註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

    マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

    • %Windows%\{random characters}
    • %System Root%\{random characters}

    (註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

    作成活動

    マルウェアは、以下のファイルを作成します。

    • %Windows%\{random characters}\{random characters}
    • %System Root%\{random characters}\{random characters}

    (註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)

    その他

    マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

    • {BLOCKED}.{BLOCKED}.230.75
    • {BLOCKED}.{BLOCKED}.221.31
    • {BLOCKED}.{BLOCKED}.1.16
    • {BLOCKED}.{BLOCKED}.202.52

      対応方法

    対応検索エンジン: 9.800
    初回 VSAPI パターンバージョン 12.174.05
    初回 VSAPI パターンリリース日 2015年11月26日
    VSAPI OPR パターンバージョン 12.175.00
    VSAPI OPR パターンリリース日 2015年11月27日

    手順 1

    Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

    手順 2

    このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

    手順 3

    Windowsをセーフモードで再起動します。

    [ 詳細 ]

    手順 4

    以下のファイルを検索し削除します。

    [ 詳細 ]
    コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
    • %Windows%\{random characters}\{random characters}
    • %System Root%\{random characters}\{random characters}

    手順 5

    以下のフォルダを検索し削除します。

    [ 詳細 ]
    フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
    • %Windows%\{random characters}
    • %System Root%\{random characters}

    手順 6

    コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_BAYROB.KGD」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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