BEDEP
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
「ROZENA」とも知られる「BEDEP」は、2015年の最初の数週間で、検出台数の急増が確認されました。Adobe Flashのエクスプロイトキットが設置されているWebサイトを介して侵入します。ユーザは、それらのWebサイトに不正広告により誘導されます。
この「BACKDOOR」や「TOJAN」のファミリは、バックグラウンドで多数の広告に接続する種々のAdFraudサーバに通信します。「BEDEP」は、強固な暗号化を利用し、正規ファイルを装うためにMicrosoft のファイルプロパティやエクスポート機能を利用します。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。
- explorer.exe
- iexplore.exe
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Download and execute arbitrary files
- Update itself
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- {BLOCKED}hgfrhicr.com
マルウェアは、コマンド&コントロール(C&C)サーバに以下の情報を通知します。
- Bot ID
- Build ID
- Operating system version
- Processor (32- or 64-bit)
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、ファイルをダウンロードします。
- http://{BLOCKED}askolfa.com/ads.php?sid={build id}
その他
マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。
対応方法
トレンドマイクロのお客様:
最新のバージョン(パターンファイル および エンジン)を導入したセキュリティ対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。検出したファイルはすべて「削除」し、検出したウイルスはすべて「駆除」してください。削除対象となるファイルには、トロイの木馬型マルウェアやスクリプト系、上書き感染型ウイルス(overwriting virus)、ジョーク・プログラムなど「駆除」できないマルウェアがあげられ、これらのファイルを検出した場合は、すべて「削除」してください。
インターネットをご利用の皆様:
- トレンドマイクロの「オンラインスキャン」を使って、あなたの PC がウイルスに侵されていないかどうかを簡単にチェックすることが可能です。オンラインスキャンはあなたのコンピュータの中に不正なプログラムが存在するかどうかをチェックします。
- 今日、PCやネットワークをセキュリティ上の脅威から守り、安全なIT環境を維持するためには、セキュリティ製品を活用することが最も有効な方法となっています。トレンドマイクロは、一般の個人ユーザだけでなく、企業ユーザやインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)向けに、ウイルス対策製品やコンテンツセキュリティ対策をご提供しています。トレンドマイクロの製品・サービスについては、こちらをご参照ください。
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