解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Trojan.BAT.Downbat.a (Sunbelt), Troj/DownBat-A(Sophos), BAT/TrojanDownloader.Ftp.NOK trojan(Eset)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 71 bytes
タイプ BAT
メモリ常駐 なし
発見日 2015年3月9日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のFTPサイトからファイルをダウンロードします。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.58.184
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.79.109 - connection reset
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.75.143 - file to download not found
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.213.66 - inaccessible
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.218.57 - inaccessible
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.165.136 - inaccessible
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.176.17 - inaccessible
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.146.161 - inaccessible

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • C:\boot1.exe
  • C:\bootMarkNet32.exe
  • C:\bootnonsa.exe
  • C:\bootslrvdaer.exe - detected as PE_PARITE.A
  • C:\bootwinlogan.exe
  • C:\snonsa.exe
  • C:\sslrvdaer.exe - detected as PE_PARITE.A
  • C:\stMUMA.exe
  • C:\stSB360.exe
  • C:\stsmss.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
初回 VSAPI パターンバージョン 11.532.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年3月11日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.533.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年3月12日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「BAT_DLOAD.SMJ」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

     
    • PE_PARITE.A

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • C:\boot1.exe
  • C:\bootMarkNet32.exe
  • C:\bootnonsa.exe
  • C:\bootwinlogan.exe
  • C:\snonsa.exe
  • C:\stMUMA.exe
  • C:\stSB360.exe
  • C:\stsmss.exe

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BAT_DLOAD.SMJ」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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