解析者: Jay Garcia   

 別名:

PowerShell/RiskWare.Empire.A application (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 7,434 bytes
タイプ PS1
メモリ常駐 はい
発見日 2019年8月13日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • net share ADMIN$ /delete
  • net share C$ /delete
  • sc.exe config wuauserv start= disabled

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Download a file
  • Set malware working time and date
  • Execute shell commands
  • Execute powershell commands
  • Sleep
  • Get System information
    • User domain
    • User name
    • Machine name
    • IP address
    • Operating system
  • Log Keystrokes

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.194.103:8080/admin/get.php
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.194.103:8080/news.php
  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.194.103:8080/login/process.php

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ルートキット機能

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません

その他

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

<補足>
バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • キー入力操作情報の記録
  • ファイルのダウンロード
  • マルウェアの実行日時の設定
  • Shellコマンドの実行
  • Powershellコマンドの実行
  • スリープ
  • システム情報の取得
    • ユーザドメイン
    • ユーザ名
    • コンピュータ名
    • IPアドレス
    • オペレーティングシステム(OS)

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.308.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年8月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.309.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年8月20日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「Backdoor.PS1.EMPOW.A」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.PS1.EMPOW.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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