解析者: Maria Emreen Viray   

 プラットフォーム:

Windows, Mac, Linux

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

  詳細

ファイルサイズ 2,108 bytes
タイプ PHP
メモリ常駐 なし
発見日 2022年1月3日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {Server's document root directory}\.htaccess

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • {Server's document root directory}\.user.ini

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute arbitrary code

その他

マルウェアは、自身の不正活動を実行するために、Webサーバにホストされている必要があります。

マルウェアは、以下を実行します。

  • リクエストパラメータ名 "403 "を介して値を受け取った場合、活動を続行する。
  • リクエストパラメータ名 "php" で受け取ったURLの内容を取得し、実行する。

<補足>
インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • {サーバのドキュメントルートディレクトリ}\.htaccess

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • {サーバのドキュメントルートディレクトリ}\.user.ini

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの任意のコマンドを実行します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 17.292.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2022年1月3日
VSAPI OPR パターンバージョン 17.293.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2022年1月4日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {Server's document root directory}\.htaccess

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.PHP.DEFACER.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。  

  • {Server's document root directory}\.user.ini


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