Backdoor.PHP.DEFACER.A
Windows, Mac, Linux
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マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- {Server's document root directory}\.htaccess
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- {Server's document root directory}\.user.ini
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Execute arbitrary code
その他
マルウェアは、自身の不正活動を実行するために、Webサーバにホストされている必要があります。
マルウェアは、以下を実行します。
- リクエストパラメータ名 "403 "を介して値を受け取った場合、活動を続行する。
- リクエストパラメータ名 "php" で受け取ったURLの内容を取得し、実行する。
<補足>
インストール
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- {サーバのドキュメントルートディレクトリ}\.htaccess
他のシステム変更
マルウェアは、以下のファイルを削除します。
- {サーバのドキュメントルートディレクトリ}\.user.ini
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの任意のコマンドを実行します。
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- {Server's document root directory}\.htaccess
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.PHP.DEFACER.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 5
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- {Server's document root directory}\.user.ini
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