Backdoor.JAVA.SAMBASPY.THIBOBD
Backdoor.RAT.SambaSpy (IKARUS)
Windows
マルウェアタイプ:
バックドア型
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
トレンドマイクロは、このマルウェアをNoteworthy(要注意)に分類しました。
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
マルウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- System Control:
- Manages file system and processes
- Webcam control
- Take screenshots
- Loads additional plug-ins
- Starts remote shell
- Manages clipboard
- Logs keystrokes
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- {BLOCKED}j.lamsnajs.site
情報漏えい
マルウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。
- It gathers credentials from the following browsers:
- Chrome
- Edge
- Opera
- Brave
- Iridium
- Vivaldi
<補足>
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- システム制御:
- ファイルシステムおよびプロセスの管理
- Webカメラのコントロール
- スクリーンショットの取得
- 追加のプラグインの読み込み
- リモートシェルの起動
- クリップボードの管理
- キー入力操作情報の記録
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- {BLOCKED}j.lamsnajs.site
情報漏えい
マルウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。
- 以下のブラウザから認証情報を収集します。
- Chrome
- Edge
- Opera
- Brave
- Iridium
- Vivaldi
対応方法
手順 1
トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。
-
Troj.Win32.TRX.XXJAR6ABFF021
手順 2
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.JAVA.SAMBASPY.THIBOBD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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