解析者: Kathleen Notario   
 更新者 : Christopher Daniel So

 別名:

Virus:ALisp/Bursted.AD (Microsoft), ALS.Bursted.B (Symantec), ALS/Bursted (McAfee), Virus.Acad.Bursted.e (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    ワーム

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、オートデスク社の図面作成ソフトウェア "AutoCAD" の図面ファイル(拡張子DWG)とともに、AutoLISPスクリプトとしてコンピュータに侵入します。この図面ファイルが開かれると "AutoCAD" はマルウェアを読み込み、実行します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ LSP
発見日 2012年1月13日

マルウェアは、オートデスク社の図面作成ソフトウェア "AutoCAD" の図面ファイル(拡張子DWG)とともに、AutoLISPスクリプトとしてコンピュータに侵入します。この図面ファイルが開かれると "AutoCAD" はマルウェアを読み込み、実行します。

実行されると、マルウェアは、"acadapq.lsp" という名前の特定のAutoLISPスクリプトを読み込みます。ファイル "base.dcl" が存在するフォルダが "acaddoc.lsp" を含んでいない場合、マルウェアは、ファイル "base.dcl" が存在するフォルダへ "acaddoc.lsp" として自身をコピーします。

開かれた図面ファイルが存在するフォルダが "acaddoc.lsp" を含んでいない場合、マルウェアは開かれた図面ファイルの存在するフォルダに "acaddoc.lsp" として自身をコピーします。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 8.706.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年1月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.707.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年1月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ALS_BURSTED.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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