解析者: Abraham Latimer Camba   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、AutoCADの検索パスを使い "base.dcl" というファイルを検索し、AutoCADの作業フォルダの位置を確認します。確認すると、マルウェアは、そのフォルダ内にあるファイル "acad.lsp" を検索します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 195,322 bytes
タイプ LSP
発見日 2012年5月24日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、AutoCADの検索パスを使い "base.dcl" というファイルを検索し、AutoCADの作業フォルダの位置を確認します。確認すると、マルウェアは、そのフォルダ内にあるファイル "acad.lsp" を検索します。

そしてマルウェアは、ファイル "acad.lsp" を読み込み、「acadiso」という文字列を確認します。

「acadiso」が確認できな方場合、マルウェアは、ファイル "acad.lsp" に「load acadiso」という文字列に追加します。

さらにファイル "acadiso.lsp" のコンテンツを修正したファイル "acad.lsp" のコンテンツで上書きします。

すると新規図面ファイルが開かれると、ファイル "acad.lsp" が自動的に起動、実行されます。

マルウェアは、図面ファイルのファイル名が "Drawing.dwg" であるかを確認します。

"Drawing.dwg"ではなかった場合、マルウェアは、ファイル "acad.lsp" のコンテンツをファイル "acadiso.lsp" のコンテンツで上書きします。

マルウェアは、ユーザが以下のコマンドを使用ても無効になるようにするために、以下のコマンドの代わりの偽装コマンドを作成します。

  • ATTEDIT
  • XREF
  • XBIND

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.138.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年5月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.139.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年5月25日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ALS_BURSTED.CI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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