解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

アドウェアは、ポップアップ広告を表示します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2008年7月25日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとアドウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar.1

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{E060D9D9-E979-4C2F-A840-BE5150F84AC5}

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\MenuExt\&Viewpoint Search

アドウェアは、以下のレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとアドウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar
(Default) = "Viewpoint Toolbar"

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar\CLSID
(Default) = "{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}"

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar\CurVer
(Default) = "ViewBar.ViewBar.1"

HKEY_CLASSES_ROOT\ViewBar.ViewBar.1\CLSID
(Default) = "{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}"

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}\
InProcServer32
(Default) = "{malware path and file name}"

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}\
TypeLib
(Default) = "{E060D9D9-E979-4C2F-A840-BE5150F84AC5}"

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{E060D9D9-E979-4C2F-A840-BE5150F84AC5}\
1.0\0\win32
(Default) = "{malware path and file name}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\MenuExt\&Viewpoint Search
(Default) = "res://{malware path and file name}/CXTSEARCH.HTML"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Internet Explorer\Toolbar
{F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012} = {random values}

アドウェア活動

アドウェアは、ポップアップ広告を表示します。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
SSAPI パターンバージョン: 0.678.10
SSAPI パターンリリース日: 2008年8月15日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • ViewBar.ViewBar
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • ViewBar.ViewBar.1
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {E060D9D9-E979-4C2F-A840-BE5150F84AC5}
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\MenuExt
    • &Viewpoint Search

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Toolbar
    • {F8AD5AA5-D966-4667-9DAF-2561D68B2012}={random values}

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_VIEWPOINT」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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