プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 838,974 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2013年8月20日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\$inst
  • %Program Files%\shopbacon

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。)

自動実行方法

アドウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
shopbacon = "%Program Files%\shopbacon\shopbacon.exe"

他のシステム変更

アドウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %User Temp%\$inst\0.tmp
  • %User Temp%\$inst\1.tmp
  • %User Temp%\$inst\3.tmp
  • %User Temp%\$inst\4.tmp
  • %User Temp%\$inst\5.tmp
  • %User Temp%\$inst\6.tmp
  • %User Temp%\$inst\7.tmp
  • %User Temp%\$inst\8.tmp
  • %User Temp%\$inst\9.tmp
  • %User Temp%\$inst\10.tmp
  • %User Temp%\$inst\11.tmp
  • %User Temp%\$inst\12.tmp
  • %User Temp%\$inst\13.tmp
  • %User Temp%\$inst\14.tmp
  • %User Temp%\$inst\15.tmp
  • %User Temp%\$inst\16.tmp
  • %User Temp%\$inst\17.tmp
  • %User Temp%\$inst\20.tmp
  • %User Temp%\$inst\50.tmp
  • %User Temp%\$inst\21.tmp
  • %User Temp%\$inst\51.tmp

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\Control

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
TypeLib\{48E59290-9880-11CF-9754-00AA00C00908}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
TypeLib\{48E59290-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\1.0\
0

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\shopbacon

アドウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon
DisplayName = "shopbacon"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon
DisplayIcon = "%Program Files%\shopbacon\Uninstall.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon
UninstallString = "%Program Files%\shopbacon\Uninstall.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon
NoModify = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
shopbacon
NoRepair = "1"

HKEY_CURRENT_USER\Software\shopbacon
ShortCutG = "%Desktop%\G?? ?? ????.lnk"

アドウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\InprocServer32
ThreadingModel = "Apartment"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Apartment」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
Interface\{48E59291-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\TypeLib
Version = "1.0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1.0」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
Interface\{48E59292-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\TypeLib
Version = "1.0"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「1.0」となります。)

アドウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{48E59294-9880-11CF-9754-00AA00C00908}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{48E59295-9880-11CF-9754-00AA00C00908}

作成活動

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\$inst\2.tmp
  • %User Temp%\$inst\temp_0.tmp
  • %Program Files%\shopbacon\Uninstall.ini
  • %Desktop%\G?? ?? ????.lnk

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\デスクトップ"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\デスクトップ" です。)

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
    • shopbacon
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}
    • Control
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\TypeLib
    • {48E59290-9880-11CF-9754-00AA00C00908}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\TypeLib\{48E59290-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\1.0
    • 0
  • In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE
    • shopbacon

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • shopbacon = "%Program Files%\shopbacon\shopbacon.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\shopbacon
    • DisplayName = "shopbacon"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\shopbacon
    • DisplayIcon = "%Program Files%\shopbacon\Uninstall.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\shopbacon
    • UninstallString = "%Program Files%\shopbacon\Uninstall.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\shopbacon
    • NoModify = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\shopbacon
    • NoRepair = "1"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\shopbacon
    • ShortCutG = "%Desktop%\G?? ?? ????.lnk"

手順 5

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID\{48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\InprocServer32
    • From: ThreadingModel = "Apartment"
      To: ThreadingModel = ""Apartment""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Interface\{48E59291-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\TypeLib
    • From: Version = "1.0"
      To: Version = ""1.0""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Interface\{48E59292-9880-11CF-9754-00AA00C00908}\TypeLib
    • From: Version = "1.0"
      To: Version = ""1.0""

手順 6

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\$inst\2.tmp
  • %User Temp%\$inst\temp_0.tmp
  • %Program Files%\shopbacon\Uninstall.ini
  • %Desktop%\G?? ?? ????.lnk

手順 7

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\$inst
  • %Program Files%\shopbacon

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「ADW_SHOPBACON」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 9

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %User Temp%\$inst\0.tmp
  • %User Temp%\$inst\1.tmp
  • %User Temp%\$inst\3.tmp
  • %User Temp%\$inst\4.tmp
  • %User Temp%\$inst\5.tmp
  • %User Temp%\$inst\6.tmp
  • %User Temp%\$inst\7.tmp
  • %User Temp%\$inst\8.tmp
  • %User Temp%\$inst\9.tmp
  • %User Temp%\$inst\10.tmp
  • %User Temp%\$inst\11.tmp
  • %User Temp%\$inst\12.tmp
  • %User Temp%\$inst\13.tmp
  • %User Temp%\$inst\14.tmp
  • %User Temp%\$inst\15.tmp
  • %User Temp%\$inst\16.tmp
  • %User Temp%\$inst\17.tmp
  • %User Temp%\$inst\20.tmp
  • %User Temp%\$inst\50.tmp
  • %User Temp%\$inst\21.tmp
  • %User Temp%\$inst\51.tmp

手順 10

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID
    • {48E59293-9880-11CF-9754-00AA00C00908}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID
    • {48E59294-9880-11CF-9754-00AA00C00908}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\CLSID
    • {48E59295-9880-11CF-9754-00AA00C00908}


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