解析者: Nikko Tamana   
 更新者 : Jimelle Monteser

 別名:

Win32/InstallCore.BD application (NOD32), Adware/InstallCore.E (AntiVir),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 アドウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。 アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

アドウェアは、Windowsのタスクスケジューラを用いて、「スケジュールされたタスク」を作成します。これにより、作成されたコピーが実行されます。

アドウェア マルウェアは、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した アドウェア )を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 18,944 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年5月19日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

アドウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\DSite\UpdateProc\prod.dat
  • %Windows%\Tasks\At1.job - executes the drop copy once everyday

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

アドウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Application Data%\DSite\UpdateProc\UpdateTask.exe

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

アドウェアは、Windowsのタスクスケジューラを用いて、「スケジュールされたタスク」を作成します。これにより、作成されたコピーが実行されます。

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\DSite
  • %Application Data%\DSite\UpdateProc

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

他のシステム変更

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\DSiteProducts

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
DSite

アドウェアは、インストールの過程で、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\RunOnce
Del1095796 = "cmd.exe /Q /D /c del "%User Temp%\0.del""

HKEY_CURRENT_USER\Software\DSiteProducts
TM = "2013"

HKEY_CURRENT_USER\Software\DSiteProducts
U_TM = "2013"

HKEY_CURRENT_USER\Software\DSiteProducts
U_DT = "{Date of Installation}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
DSite
DisplayIcon = "%Application Data%\DSite\UpdateProc\UpdateTask.exe"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
DSite
DisplayName = "DSite"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
DSite
UninstallString = "%Application Data%\DSite\UpdateProc\UpdateTask.exe /Uninstall"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\Schedule
AtTaskMaxHours = "48"

その他

アドウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://checkver.DSiteProducts.com

アドウェア は、自身(コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した アドウェア )を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
SSAPI パターンバージョン: 1.402.45
SSAPI パターンリリース日: 2013年5月21日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

自身のアンインストールオプションを使用し、「ADW_DWNWARE」を削除します。

[ 詳細 ]
マルウェアのプロセスの削除

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Windows%\Tasks\At1.job

手順 5

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • DSiteProducts
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
    • DSite

手順 6

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\RunOnce
    • Del1095796 = "cmd.exe /Q /D /c del "%User Temp%\0.del""

手順 7

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\DSite

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「ADW_DWNWARE」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください