解析者: Karl Dominguez   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    アドウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

アドウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2009年11月2日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

自動実行方法

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身を Browser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとアドウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
{DC888631-57F5-4AF4-86B3-BDE5F854DCBF} =

HKEY_CLASSES_ROOT\Interface
{5ECDAA08-B706-41C6-8F09-C69D1C45C66A} =

HKEY_CLASSES_ROOT
PWFlash.PowerFlash =

HKEY_CLASSES_ROOT
PWFlash.PowerFlash.1 =

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects
{DC888631-57F5-4AF4-86B3-BDE5F854DCBF} =

他のシステム変更

アドウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CLASSES_ROOT\PWFlash.PowerFlash
(Default) = PowerFlash Class

HKEY_CLASSES_ROOT\PWFlash.PowerFlash.1
(Default) = PowerFlash Class

HKEY_CLASSES_ROOT\PWFlash.PowerFlash.1\CLSID
(Default) = {DC888631-57F5-4AF4-86B3-BDE5F854DCBF}

HKEY_CLASSES_ROOT\PWFlash.PowerFlash\CurVer
(Default) = PWFlash.PowerFlash.1

その他

このコードを分析した結果、アドウェアは、以下の機能を備えています。

  • アドウェアは、感染コンピュータのインターネット使用状況を監視します。そして広告を表示したり、総アクセス数を上げるために他のWebサイトに誘導します。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 0.859.00
VSAPI パターンリリース日: 2009年11月25日
VSAPI パターンリリース日: 11/25/2009 12:00:00 AM

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「ADW_AUTORUN」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Browser Helper Objects
    • {DC888631-57F5-4AF4-86B3-BDE5F854DCBF}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID
    • {DC888631-57F5-4AF4-86B3-BDE5F854DCBF}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\Interface
    • {5ECDAA08-B706-41C6-8F09-C69D1C45C66A}
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • PWFlash.PowerFlash
  • In HKEY_CLASSES_ROOT
    • PWFlash.PowerFlash.1
  • In HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib
    • {C3F4AE31-32C0-4D31-A90C-7B774CA8683D}

手順 5

「ADW_AUTORUN」として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「ADW_AUTORUN」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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