身代金要求型マルウェア(ランサムウェア)
「身代金要求型マルウェア(ランサムウェア)」とは、ユーザのコンピュータ内にある任意のファイルを暗号化し、元に戻すための暗号解除アプリケーションを売りつける不正なソフトウェアのこと。最近のWebの脅威には、JavaScriptを悪用して、正規のWebサイトが読み込まれると自動的にサイト内に埋め込まれた不正なJavaScriptが実行されるという、ランサムウェアの手口が見られる。不正なJavaScriptは、通常、他のWebページへのリダイレクトや他のページの読み込み、不正なファイルまたはコンポーネントのダウンロードなどのコマンドを作成する。ユーザが、ブラウザを開くことにより感染したページが読み込まれることはあるが、不正なJavaScriptがWebページを改ざんするには、特にユーザの動作を必要としないことに注意したい。