解析者: Cris Nowell Pantanilla   
 更新者 : Christopher Daniel So

 別名:

TrojanDownloader:VBS/Wimmie.A (Microsoft), Backdoor.Trojan (Symantec), Trojan-Dropper.Win32.Small.hjh (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、作成されたファイルを実行します。

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 49,152 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2012年1月16日
ペイロード ファイルの作成

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_PIDIEF.EIJ

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\~temp.vbs - detected by Trend Micro as VBS_WIMMIE.SMC

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、作成されたファイルを実行します。

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

マルウェアが作成する以下のファイルは、「VBS_WIMMIE.SMC」として検出されます。

  • %User Temp%\~temp.vbs

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.712.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年1月16日
VSAPI OPR パターンバージョン 8.713.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年1月17日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_WIMMIE.C」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

手順 3

この「TROJ_WIMMIE.C」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_WIMMIE.C」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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