解析者: John Rainier Navato   

 別名:

HackTool.Win32.KMSAuto.by (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    ハッキングツール

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

プログラムは、情報収集する機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 35,448 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2024年3月26日

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • {HackTool File Path}\{Hacktool File Name}.log → if -Log parameter is used

感染活動

プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。

ルートキット機能

プログラムは、ルートキット機能を備えていません。

情報漏えい

プログラムは、情報収集する機能を備えていません。

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • It is used as a server capable of activating the following software:
    • Office 2010
    • Office 2013
    • Office 2016
    • Windows 10
    • Windows 8
    • Windows 8.1
    • Windows 7
    • Windows Vista
    • Windows Server 2015
    • Windows Server 2012
    • Windows Server 2008
  • It listens on the following port for clients requesting to activate the said software:
    • tcp://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}:1688

プログラムは、以下のパラメータを受け取ります。

  • -Port {ポートの値} → デフォルトのKMSのポートの置き換えに使用される。(範囲は1 ~ 65535)
  • -PWin {PID} → WindowsのプロセスID(PID)
  • -PO14 {PID} → デフォルトのOffice 2010のプロダクトIDの置き換えに使用される
  • -PO15 {PID} → デフォルトのOffice 2013のプロダクトIDの置き換えに使用される
  • -PO16 {PID} → デフォルトのOffice 2016のプロダクトIDの置き換えに使用される
  • -AI {間隔} → デフォルトのアクティブ化間隔の置き換えに使用される。(範囲は15 ~ 43200分)
  • -RI {間隔} → デフォルトの更新間隔の置き換えに使用される。(範囲は15 ~ 43200分)
  • -Debug → 自身のアクティビティの詳細情報の表示に使用される。
  • -Log → ログファイルへのアクティビティの記録の有効化に使用される。
  • -Hwid {HWID} → デフォルトのコンピュータのハードウェアハッシュの置き換えに使用される
  • -? or /? → 自身の使い方ガイドの表示に使用される

プログラムは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

<補足>
インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • {ハックツールのファイルパス}\{ハックツールのファイル名}.log → 「-Log」パラメータが使用された場合

その他

プログラムは、以下を実行します。

  • プログラムは、以下のソフトウェアをアクティベートするサーバとして用いられます。
    • Office 2010
    • Office 2013
    • Office 2016
    • Windows 10
    • Windows 8
    • Windows 8.1
    • Windows 7
    • Windows Vista
    • Windows Server 2015
    • Windows Server 2012
    • Windows Server 2008M
  • 対象のソフトウェアのアクティベーションを要求するクライアントを以下のポート上で待機(リッスン)します。
    • tcp://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}:1688

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 2.713.00
SSAPI パターンリリース日: 2024年3月28日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • {HackTool File Path}\{Hacktool File Name}.log

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HackTool.Win32.AutoKMS.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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