HackTool.Win32.AutoKMS.B
HackTool.Win32.KMSAuto.by (KASPERSKY)
Windows
- マルウェアタイプ: ハッキングツール
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。
プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。
プログラムは、情報収集する機能を備えていません。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- {HackTool File Path}\{Hacktool File Name}.log → if -Log parameter is used
感染活動
プログラムは、ワーム活動の機能を備えていません。
バックドア活動
プログラムは、バックドア活動の機能を備えていません。
ルートキット機能
プログラムは、ルートキット機能を備えていません。
情報漏えい
プログラムは、情報収集する機能を備えていません。
その他
プログラムは、以下を実行します。
- It is used as a server capable of activating the following software:
- Office 2010
- Office 2013
- Office 2016
- Windows 10
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 7
- Windows Vista
- Windows Server 2015
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008
- It listens on the following port for clients requesting to activate the said software:
- tcp://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}:1688
プログラムは、以下のパラメータを受け取ります。
- -Port {ポートの値} → デフォルトのKMSのポートの置き換えに使用される。(範囲は1 ~ 65535)
- -PWin {PID} → WindowsのプロセスID(PID)
- -PO14 {PID} → デフォルトのOffice 2010のプロダクトIDの置き換えに使用される
- -PO15 {PID} → デフォルトのOffice 2013のプロダクトIDの置き換えに使用される
- -PO16 {PID} → デフォルトのOffice 2016のプロダクトIDの置き換えに使用される
- -AI {間隔} → デフォルトのアクティブ化間隔の置き換えに使用される。(範囲は15 ~ 43200分)
- -RI {間隔} → デフォルトの更新間隔の置き換えに使用される。(範囲は15 ~ 43200分)
- -Debug → 自身のアクティビティの詳細情報の表示に使用される。
- -Log → ログファイルへのアクティビティの記録の有効化に使用される。
- -Hwid {HWID} → デフォルトのコンピュータのハードウェアハッシュの置き換えに使用される
- -? or /? → 自身の使い方ガイドの表示に使用される
プログラムは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。
<補足>
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- {ハックツールのファイルパス}\{ハックツールのファイル名}.log → 「-Log」パラメータが使用された場合
その他
プログラムは、以下を実行します。
- プログラムは、以下のソフトウェアをアクティベートするサーバとして用いられます。
- Office 2010
- Office 2013
- Office 2016
- Windows 10
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 7
- Windows Vista
- Windows Server 2015
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008M
- 対象のソフトウェアのアクティベーションを要求するクライアントを以下のポート上で待機(リッスン)します。
- tcp://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}:1688
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- {HackTool File Path}\{Hacktool File Name}.log
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HackTool.Win32.AutoKMS.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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