解析者: Jasen Sumalapao   

 別名:

Backdoor:Win32/Briba.A (Microsoft), Backdoor.Briba (Symantec), Mal/Behav-116 (Sophos), Gen:Variant.Barys.984 (Fsecure), Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt), W32/Briba.AA (Fortinet), Backdoor.Win32.Briba (Ikarus), Win32/Briba.AA trojan (NOD32)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    バックドア型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、すべての実行中プロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 90,112 bytes
タイプ EXE, DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年8月15日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, プロセスの強制終了

侵入方法

マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • TROJ_MDROP.EVL

インストール

マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %User Profile%\Application Data\taskman.dll - detected as BKDR_BRIBA.EVL

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。)

マルウェアは、すべての実行中プロセスに組み込まれ、システムのプロセスに常駐します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
rundll32.exe = "%User Profile%\Application Data\taskman.dll, start"

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute command shell
  • Get system information
  • Create/delete folders
  • Create/terminate process
  • Download and execute other malicious files

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://publicnews.{BLOCKED}o.com/logo.gif

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

マルウェアが実行するコマンドは以下のとおりです。

  • コマンドシェルの実行
  • システム情報の収集
  • フォルダの作成/削除
  • プロセスの作成/終了
  • 他の不正なファイルのダウンロードおよび実行

  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.326.07
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年8月15日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.327.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年8月16日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_BRIBA.EVL」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • rundll32.exe = "%User Profile%\Application Data\taskman.dll, start"

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_BRIBA.EVL」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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