解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 Eメールを介したスパム活動

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、Windows のアドレス帳(WABファイル)から特定のEメールアドレスを収集します。

マルウェアは、IRCチャンネルに参加します。 マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 [Malware]は、IRCサーバに接続し、不正リモートユーザからのコマンドを受信します。

  詳細

ファイルサイズ 154113 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年1月15日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動, プロセスの強制終了

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
%System%\gone.scr = %System%\gone.scr

感染活動

マルウェアは、WABから特定のEメールアドレスを収集します。

マルウェアは、以下のインスタントメッセンジャ(IM)を用いて標的とする受信者に自身のコピーを送信します。

  • ICQ

バックドア活動

マルウェアは、以下のいずれかのIRCチャンネルに参加します。

  • #pentagonex

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • DDos
  • Flood Channel
  • Send private message
  • Send copies of itself

[Malware]は、IRCサーバに接続し、不正リモートユーザからのコマンドを受信します。

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • Aplica32.exe
  • Avconsol.exe
  • Avp.exe
  • Avp32.exe
  • Avpcc.exe
  • Avpm.exe
  • Cfiadmin.exe
  • Cfiaudit.exe
  • Cfinet32.exe
  • Esafe.exe
  • Frw.exe
  • Icload95.exe
  • Icloadnt.exe
  • Icmon.exe
  • Icsupp95.exe
  • Icsuppnt.exe
  • Lockdown2000.exe
  • Navapw32.exe
  • Navw32.exe
  • Pcfwallicon.exe
  • Safeweb.exe
  • Tds2-98.exe
  • Tds2-Nt.exe
  • Vsecomr.exe
  • Vshwin32.exe
  • Vsstat.exe
  • Webscanx.exe
  • Zonealarm.exe
  • _Avp32.exe
  • _Avpcc.exe
  • _Avpm.exe

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • %System%\gone.scr = %System%\gone.scr

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「WORM_GONER.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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