WORM_COPYKAT.A
Generic15.YOY(AVG); Trojan.Win32.VB.vgy(Kaspersky); Artemis!E347F2E00EEC(McAfee)
Windows
マルウェアタイプ:
ワーム
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。 ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるようレジストリ値を追加します。
詳細
侵入方法
ワームは、リムーバブルドライブを介してコンピュータに侵入します。
ワームは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
ワームは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
- %System Root%\ayu ashari bugil.jpg
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)
自動実行方法
ワームは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
gpmce = \Kumpulan Sofware-sofware terbaru.exe
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
gpmce = \Master Game Strategy.exe
他のシステム変更
ワームは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}
LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\SHELL32.dll,-8964"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}
LocalizedString = "@%SystemRoot%\system32\shell32.dll,-9216"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{20D04FE0-3AEA-1069-A2D8-08002B30309D}\DefaultIcon
(Default) = "%SystemRoot%\System32\shell32.dll,31"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
(Default) = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\
CLSID\{645FF040-5081-101B-9F08-00AA002F954E}\DefaultIcon
full = "%SystemRoot%\Explorer.exe,0"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
search page = www.tube8.com
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
Hidden = "1"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\Main
start page = "www.gpmce.net"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
Explorer
NoFolderOptions = "1" (For OS Version XP and below)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Advanced
DisableThumbnailCache = "1"
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
system
DisableTaskMgr = "1" (For OS Version XP and below)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Policies\
system
DisableRegistryTools = "1" (For OS Version XP and below)
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\
Microsoft\Windows\System
disableCMD = "2" (For OS Version XP and below)
感染活動
ワームは、すべての物理ドライブおよびリムーバブルドライブ内でフォルダを検索し、検索したフォルダ内に "<フォルダ名>.EXE" として自身のコピーを作成します。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
以下の変更されたレジストリ値を VBScript を用いて修正します。
変更されたレジストリ値の修正:
- メモ帳などのテキストエディタを開きます。
- Windows 2000、 XP および Server 2003 の場合:
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、notepad と入力し、[OK]をクリックします。 - Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
[スタート]をクリックし、[プログラムとファイルの検索]に notepad と入力し、Enter を押します。 - Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
画面の左下隅を右クリックし、[実行]を選択します。入力欄にnotepad と入力し、Enter を押します。
※notepad は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。
- Windows 2000、 XP および Server 2003 の場合:
- 以下のスクリプトをコピーおよびペーストします。
- このファイルを "C:\RESTORE.VBS" として保存します。
- "C:\RESTORE.VBS" を実行します。
- Windows 2000、Windows XP および Server 2003の場合:
[スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、"C:\RESTORE.VBS" と入力し、[OK]をクリックします。
- Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
[スタート]-[プログラムとファイルの検索]を選択し、"C:\RESTORE.VBS" と入力し、[Enter]キーを押します。
※"notepad" は半角英数字で入力する必要があります。(大文字/小文字は区別されません)。
- Windows 8、8.1 および Server 2012 の場合:
画面の左下隅を右クリックし、[実行]を選択します。入力欄にC:\RESTORE.VBS と入力し、Enter を押します。
- Windows 2000、Windows XP および Server 2003の場合:
手順 5
以下のレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- gpmce = "\Kumpulan Sofware-sofware terbaru.exe"
- gpmce = "\Kumpulan Sofware-sofware terbaru.exe"
- In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- gpmce = "\Master Game Strategy.exe"
- gpmce = "\Master Game Strategy.exe"
手順 6
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
- From: start page = "www.gpmce.net"
To: start page = {user defined}
- From: start page = "www.gpmce.net"
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
- From: search page = "www.tube8.com"
To: search page = {user defined}
- From: search page = "www.tube8.com"
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「WORM_COPYKAT.A」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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