TSPY_USTEAL.RMN
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\ufr_reports
(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %User Temp%\Íà ðàçäà÷ó.txt
- %User Temp%\report_19-02-2014_03-50-17-EC8BD0A38E12273775800B26332A4DB8-HOMH.bin
- %System Root%\ufr_reports\NO_PWDS_report_19-02-2014_03-50-17-EC8BD0A38E12273775800B26332A4DB8-HOMH.bin
(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)
その他
スパイウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- http://whatismyip.{BLOCKED}i.com
- http://whatismyip.{BLOCKED}t.org/ip
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\Íà ðàçäà÷ó.txt
- %User Temp%\report_19-02-2014_03-50-17-EC8BD0A38E12273775800B26332A4DB8-HOMH.bin
- %System Root%\ufr_reports\NO_PWDS_report_19-02-2014_03-50-17-EC8BD0A38E12273775800B26332A4DB8-HOMH.bin
手順 3
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\ufr_reports
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_USTEAL.RMN」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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