TSPY_ONLINEG.SM3
PWS:Win32/OnLineGames.LH (Microsoft), Bloodhound.Gampass.E (Symantec). Trojan-GameThief.Win32.OnLineGames.ajgtd (Kaspersky)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
はい
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
スパイウェアは、特定のオンラインゲームに関連するユーザ名やパスワードといった個人情報を収集します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
- TROJ_SPYDROP.AD
インストール
スパイウェアは、感染コンピュータ上のメモリに以下のプロセスを確認すると、自身を終了します。
- AyAgent.aye
- AYRTSrv.aye
- AYServiceNT.aye
- AYupdate.aye
- AYUpdSrv.aye
- MUpdate2.exe
- NaverAgent.exe
- Nsavsvc.npc
- nsvmon.npc
- NVCAgent.npc
- sgbider.exe
- SgSvc.exe
- SkyMon.exe
- SystemMon.exe
- V3Light.exe
- V3LRun.exe
- V3LSvc.exe
- V3LTray.exe
- vcsvc.exe
- vcsvcc.exe
情報漏えい
スパイウェアは、以下のオンラインゲームに関連するユーザ名やパスワードといった個人情報を収集します。
- Dungeon & Fighter (dnf.exe)
- FIFA Online (ff2client.exe)
- Heroes of the Pacific (heroes.exe)
- MapleStory (MapleStory.exe, NGM.exe)
- Ncsoft Lineage (lin.bin)
- Raycity.exe (RayCity)
- WinBaram (WinBaram.exe)
- World of Warcraft (wow.exe)
情報収集
スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。
- http://ot.{BLOCKED}l.com/mxdotp/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/ddd/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/dddxx/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/df/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/dfxx/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/dk/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/gd/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/hg/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/jl/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/lq/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/mxd/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/mxdxx/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/nm/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/pm/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/t1/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/wow/mail.asp
- http://{BLOCKED}1.org/wowpin/mail.asp
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 3
このマルウェアは、通常モードまたはセーフモード下での検出および削除手順では、マルウェアを完全に削除することができない場合があります。そのため、以下の方法で Windows の回復コンソールを使用し、コンピュータを再起動してください。
•Windows 2000、XP および Server 2003 の場合
- Windows のインストール CD を使用して、コンピュータを再起動します。
- [セットアップへようこそ] 画面で、修復の R キーを押します。 (註: Windows2000 の場合、R キーを入力後 C キーを入力し、[修復オプション]から[回復コンソール]を選択します。)
- キーボードを選択します。
- 修復する Windows がインストールされているドライブを選択します(通常は 1 を選択します)。
- 管理者のパスワードを入力し、Enter を押します。管理者パスワードがない場合は、何も入力せずに Enter を押します。
- コマンドプロンプトに、以下のコマンドを入力し、Enter を押してください。
SET AllowAllPaths = TRUEcd system32del ws2help.dllren ws2helpXP.dll ws2help.dll - コマンドプロンプトに exit と入力し、コンピュータを再起動してください。
•Windows Vista および 7 の場合
- Windows のインストール DVD を使用して、コンピュータを再起動します。
- 再起動するかどうかの確認画面が表示されたら、いずれかのキーを入力し、表示される指示に従います。
- Windows のインストールDVDによっては、インストールする言語の選択が必要になる場合があります。 Windows のインストール画面で、言語、ロケール情報およびキーボードの種類と入力方法を選択します。[コンピュータを修復する]をクリックします。
- コンピュータを修復します。[次へ]-[コンピューターの修復]をクリックします。
- [システム回復オプション]で、[Windows の起動に伴う修復用の回復ツールを使用します。修復するオペレーティングシステムを選択してください。]を選択し、該当のオペレーティングシステムを選びます。そして[次へ]をクリックします。
- [スタートアップ修復]画面が表示された場合、[キャンセル]-[はい]-[完了]をクリックします。
- [システム回復オプション]メニューで、[コマンドプロンプト]をクリックします。
- 以下のコマンドを入力し、Enter を押します。
cd system32del ws2help.dllren ws2helpXP.dll ws2help.dll
※Windows 7 の場合、すべてのローカルドライブは、通常よりひとつ多く割り当てられています。例:C:ドライブは、D:ドライブとなります。 - コマンドプロンプトに exit と入力し、Enter を押して、コマンドプロンプトを閉じます。
- [再起動]をクリックしてコンピュータを通常どおり再起動してください。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TSPY_ONLINEG.SM3」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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