TSPY_DOJACK.B

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。 スパイウェア マルウェアは、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

• %System%\iasadv.dll - also detected as TSPY_DOJACK.B

(註：%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

• %System%\rsoppmod.exe

(註：%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

スパイウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。

• F1)a|<9*D[

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Taskman = %System%\rsoppmod.exe

情報収集

スパイウェアは、HTTPポスト を介して、収集した情報を以下のURLに送信します。

• http://{BLOCKED}4.{BLOCKED}ng.com:80/cxpid/submit.php?SessionID={Random ID}
• http://{BLOCKED}4.{BLOCKED}ng.com:80//send.php?id={Random ID}

その他

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして感染コンピュータのIPアドレスを収集します。

• http://whatismyip.org/

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

• http://{BLOCKED}4.{BLOCKED}ng.com:80/cxgid/{Computer Name}/{Random Numbers}/{Random Numbers}/index.php
• http://{BLOCKED}4.{BLOCKED}ng.com:80/query.php?id={Random ID}

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

スパイウェア は、自身（コンピュータに侵入して最初に自身のコピーを作成した スパイウェア ）を削除します。