TSPY_BANKER.CHX
TrojanSpy:Win32/Banker, TrojanSpy:Win32/Banker (Microsoft); Mal/PdfExDr-B, Mal/EncPk-CK (Sophos); Trojan horse PSW.Banker6.CFIF.dropper (AVG)
Windows
マルウェアタイプ:
スパイウェア
破壊活動の有無:
なし
暗号化:
感染報告の有無 :
はい
概要
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
詳細
侵入方法
スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %Program Files%\Common Files\Plugins
(註:%Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)
自動実行方法
スパイウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\BSXerv\Parameters
他のシステム変更
スパイウェアは、以下のファイルを削除します。
- %Program Files%\Common Files\Plugins\index.txt
(註:%Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)
スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\SvcHost
BSXerv = "BSXerv,ÿBS Server"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
Description = "BSerc mornitor for V3 AntiVirius"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
DisplayName = "BS Server"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
ErrorControl = "1"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
Group = "Com Infrastructure"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
ObjectName = "LocalSystem"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
Start = "2"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
Type = "1"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
FailureAction = "{random values}"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv
ImagePath = "%SystemRoot%\system32\svchost -k BSXerv"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv\Parameters
ServiceDll = "%System%\v2BSXerv.dll"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\BSXerv\Parameters
ServiceMain = "DebugEntry"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
DataAccess
xyz = "{malware path and file name}"
作成活動
スパイウェアは、以下のファイルを作成します。
- %System%\v2BSXerv.dll
- %System%\twlsp.dll
- %Windows%\profiles.pbk
(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
その他
スパイウェアは、実行後、自身を削除します。
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 3
不明なレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\BSXerv
- Parameters
手順 4
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SvcHost
- BSXerv = "BSXerv,ÿBS Server"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- Description = "BSerc mornitor for V3 AntiVirius"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- DisplayName = "BS Server"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- ErrorControl = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- Group = "Com Infrastructure"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- ObjectName = "LocalSystem"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- Start = "2"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- Type = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- FailureAction = "{random values}"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv
- ImagePath = "%SystemRoot%\system32\svchost -k BSXerv"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv\Parameters
- ServiceDll = "%System%\v2BSXerv.dll"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\BSXerv\Parameters
- ServiceMain = "DebugEntry"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\DataAccess
- xyz = "{malware path and file name}"
手順 5
以下のファイルを検索し削除します。
- %System%\v2BSXerv.dll
- %System%\twlsp.dll
- %Windows%\profiles.pbk
手順 6
以下のフォルダを検索し削除します。
- %Program Files%\Common Files\Plugins
手順 7
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TSPY_BANKER.CHX」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
手順 8
以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。
- %Program Files%\Common Files\Plugins\index.txt
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください