TrojanSpy.Win64.EMOTET.SMYXCD2T

感染経路他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

スパイウェアは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ファイルサイズ 551,424 bytes

タイプ DLL

メモリ常駐はい

ペイロードファイルの作成, ファイルの削除, 情報収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

If run as administrator:
- %System%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll
If didn't run as administrator:
- %AppDataLocal%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll

(註：%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local" です。)

スパイウェアは、以下のプロセスを追加します。

If run as administrator:
- %System%\regsvr32.exe "%System%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll"
If didn't run as administrator:
- %System%\regsvr32.exe "%AppDataLocal%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll"

(註：%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local" です。)

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

If run as administrator:
- %System%\{Random Characters}
If didn't run as administrator:
- %AppDataLocal%\{Random Characters}

(註：%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\＜ユーザ名＞\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\＜ユーザ名＞\AppData\Local" です。)

スパイウェアは、実行後、自身を削除します。

情報漏えい

スパイウェアは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

Computer Name
OS Version
Malware path with file name when executed as administrator
Malware path with file name when didn't executed as administrator
Running processes
System Information
Windows Version
Process ID
Time and Date

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

It receives commands and sends encrypted gathered information to the following URLs via HTTP/HTTPS POST by storing it on HTTP POST Headers.
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.12/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.124/{random characters}
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.73:7080/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.206/{random characters}
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.41:7080/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.199/{random characters}
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.86:4143/{random characters}
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.200:7080/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.144/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.155/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.56/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.93/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.99/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.15/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.154/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.206/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.236/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.196/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.30/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.249/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.58/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.5/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.124/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.162/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.45/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.130/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.74/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.124/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.11/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.2/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.127/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.91/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.165/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.186/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.99/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.10/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.3/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.232/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.25/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.238/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.246/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.25/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.198/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.142/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.99/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.137/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.26/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.102/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.89/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.211/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.101/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.162/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.244/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.83/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.206/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.28/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.35/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.33/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.193/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.214/{random characters}
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.231/{random characters}
- https://{BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.182/{random characters}

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

対応検索エンジン: 9.800

初回 VSAPI パターンバージョン 18.285.00

初回 VSAPI パターンリリース日 2023年2月28日

VSAPI OPR パターンバージョン 18.285.00

VSAPI OPR パターンリリース日 2023年3月1日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

Troj.Win32.TRX.XXPE50FFF067

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム（OS）の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル／フォルダ／レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

セーフモードでの起動：

• Windows 2000 の場合：

コンピュータを起動させます。
「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に［F8］を押します。
「Windows 拡張オプションメニュー」が表示されるので、［↓］［↑］キーを使って［セーフモード］を選択し、［Enter］を押します。

• Windows XP の場合：

コンピュータを起動させます。
「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に［F8］を押します。
「Windows 拡張オプションメニュー」が表示されるので、［↓］［↑］キーを使って［セーフモード］を選択し、［Enter］を押します。

• Windows Server 2003 の場合：

コンピュータを起動させます。
「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に［F8］を押します。
「Windows 拡張オプションメニュー」が表示されるので、［↓］［↑］キーを使って［セーフモード］を選択し、［Enter］を押します。

• Windows Vista、Windows 7 および Windows Server 2008 の場合：

コンピュータを起動させます。
「Windows **** を起動しています・・・」のメッセージが表示されている間に［F8］を押します。
「詳細ブートオプション」が表示されるので、［↓］［↑］キーを使って［セーフモード］を選択し、［Enter］を押します。

• Windows 8、8.1 および Server 2012の場合：

画面の右上隅へマウスポインタを移動し、[チャーム]バーを表示します。
マウスで、[設定]－[PC設定の変更]を選択します。
左側のパネルで、[全般]を選択します。
右側のパネルで、[PCの起動をカスタマイズする]が表示されるまで下にスクロールし、[今すぐ再起動]をクリック。コンピュータが再起動するまで待ちます。
[オプションの選択]メニューで、[トラブルシューティング]－[詳細オプション]－[スタートアップ設定]－[再起動]をクリックします。
[スタートアップ設定]メニューで、[4]キーを押し、「4）セーフモードを有効にする」を選択します。

• Windows 10 の場合：

キーボードの「Windowsロゴ」キーおよび「（アルファベットの）i」キーを押して「設定」を開きます。これで開かない場合は「スタート」ボタンをクリックして「設定」を選択します。
「更新とセキュリティ」→「回復」を選択します。
「詳細起動」下にある「今すぐ再起動」を選択します。
再起動後、「オプションの選択」画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選択します。
再起動後、「オプションを選択するには、番号を押してください」が表示されます。「4)」を選択するか「F4」キーを押して、セーフモードで起動します。

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]

コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

%System%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll
%AppDataLocal%\{Random Characters}\{Random Characters}.dll

手順 6

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]

註：このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

%System%\{Random Characters}
%AppDataLocal%\{Random Characters}

手順 7

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン（エンジン、パターンファイル）を導入したウイルス対策製品を用い、「TrojanSpy.Win64.EMOTET.SMYXCD2T」と検出したファイルの検索を実行してください。検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

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