解析者: Jayvee Mark Villaroman   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 1104761088 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2023年1月6日

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

スパイウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • C:\ProgramData\MicrosoftEdgeTasker\edgeTaskUpdater.exe

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • C:\ProgramData\MicrosoftEdgeTasker\

その他

以下のスケジュールされたタスクを追加します:

  • EdgeUpdater-Task → executes the dropped file "C:\ProgramData\MicrosoftEdgeTasker\edgeTaskUpdater.exe" every 1 minute.

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.186.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年1月10日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.187.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年1月11日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

追加されたスケジュールタスクの削除:

Windows 2000、XP および Server 2003 の場合:

  1. スケジュールタスクを開きます。
    [スタート]-[プログラム]-[アクセサリー]-[システムツール]-[タスク スケジューラ]をクリック
  2. ダブルクリックでJOBファイルを開きます。
  3. JOBファイルにマルウェアのパスおよびファイルが含まれているかを確認します。
  4. 上記欄に該当する名前が含まれていた場合、問題のJOBファイルを削除します。
  5. 残りのJOBファイルに対して、2.)から4.)の手順を繰り返します。

Windows Vista、7、Server 2008、8、8.1、Windows 10、および Server 2012 の場合:

  1. タスクスケジューラを開きます。
    • Windows Vista、7 および Server 2008 の場合:
      [スタート]をクリック。[検索]入力欄に"taskschd.msc"と入力し、Enterを押します。
    • Windows 8、8.1、Windows 10、 および Server 2012 の場合:
      画面の左隅を右クリックし、[実行]を選択します。"taskschd.msc"と入力し、Enterを押します。
  2. タスクスケジューラ画面の左側のパネルで、[タスク スケジューラ ライブラリ]を選択します。
  3. 真ん中上部のパネルで、[タスク]をクリック。
  4. 真ん中下部のパネルの、[操作]タブをクリック。
  5. タスクにマルウェアのパスおよびファイル名が表示されているかを確認。確認された場合、[操作]タブ内の[詳細]欄の値を確認します。
  6. 値が確認される場合、タスクを選択。DELETEを押し、[はい]をクリックしてタスクを削除します。
  7. 残りのJOBファイルに対して、3.)から5.)の手順を繰り返します。

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • C:\ProgramData\MicrosoftEdgeTasker

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • C:\ProgramData\MicrosoftEdgeTasker\edgeTaskUpdater.exe

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.Win64.CLIPBANKER.L」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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