解析者: Jayvee Mark Villaroman   

 別名:

MSIL/Generic.AP.3B77C!tr (FORTINET)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア/情報窃取型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 10,752 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2023年2月3日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システムのレジストリの変更, 情報収集

侵入方法

スパイウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft
Cryptography = {MachineGUID}

ダウンロード活動

スパイウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.146.29/errlog/gate.php?hwid={MachineGUID}&filename=loader&nStr=1&desc=[sharp]{DebugMessage}
  • https://api.telegram.org/{BLOCKED}tToken}/getfile?file_id={fileID}
  • https://api.telegram.org/{BLOCKED}tToken}/getUpdates

その他

スパイウェアは、以下を実行します。

  • It utilizes Telegram API in sending stolen information.
  • It sends stolen information to: https://api.telegram.org/{BLOCKED}tToken}/sendmessage?chat_id={ChatID}&text[{MachineGUID}]{message}
  • It sends an "alivereply" and "i'm alive" chat message to the specified Telegram bot every 300 seconds, to inform the threat actor of its activity.
  • It downloads an assembly file from Telegram and executes it (downloaded files behavior varies).
  • It steals tokens and passwords stored in the following web browsers:
    • Chromium
    • Google Chrome
    • Opera
    • Iridium
    • 7Star
    • CentBrowser
    • Chedot
    • Vivaldi
    • Kometa
    • Elements
    • Epic
    • Sleipnir
    • Citrio
    • Coowon
    • liebao
    • QIP Surf
    • Orbutym
    • Comodo
    • Amigo
    • Torch
    • Yandex
    • 360Browser
    • Maxthon
    • K-Melon
    • CocCoc
    • Brave
    • Microsoft Edge

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.234.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年2月3日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.235.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年2月4日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
    • Cryptography = {MachineGUID}



手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TrojanSpy.MSIL.ENGIMASTEALER.YXDBC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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