解析者: Patrick Angelo Roderno   

 別名:

Trojan:PowerShell/Powersploit.J (MICROSOFT); PowerShell/Injector.T trojan (ESET NOD32); Application.HackTool.PowerSploit.A (BITDEFENDER)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 137,236 bytes
タイプ PS1
メモリ常駐 なし
発見日 2019年9月3日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • Capable of the following:
    • Loading of DLL or EXE in to memory of the Powershell process reflectively
    • Loading of a DLL in to memory of a remote process reflectively
  • Uses the following arguments:
    • PEPath - path of the DLL/EXE to load and execute
    • PEUrl - a URL containing a DLL/EXE to load and execute
    • PEBytes - a byte array containing a DLL/EXE to load and execute
    • ComputerName - Optional, an array of computer names to run the script on
    • FuncReturnType - Optional, return type of the function being called in the DLL
    • ExeArgs - Optional, arguments to pass to the executable being reflectively loaded
    • ProcName - Optional, the name of the remote process to inject the DLL in to
    • ProcId - Optional, process ID of the remote process to inject the DLL in to
    • ForceASLR - Optional, will force the use of ASLR on the PE being loaded even if the PE indicates it doesn't support ASLR

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 15.342.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2019年9月3日
VSAPI OPR パターンバージョン 15.343.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2019年9月3日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.B」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Trojan.PS1.POWERSPLOIT.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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