解析者: Roland Marco Dela Paz   

 別名:

Microsoft : PWS:Win32/Zbot.PG; Kaspersky : Trojan-Spy.Win32.Zbot.alaw

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    スパイウェア

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい


  詳細

ファイルサイズ 88,064 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年7月8日
ペイロード ファイルの作成, ファイルの作成

インストール

スパイウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\lowsec\local.ds
  • %System%\lowsec\user.ds.lll
  • %System%\lowsec\user.ds

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

スパイウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\sdra64.exe

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

スパイウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %System%\lowsec

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

スパイウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
Userinit = %System%\userinit.exe,%System%\sdra64.exe,

(註:変更前の上記レジストリ値は、「%System%\userinit.exe,」となります。)

他のシステム変更

スパイウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile
EnableFirewall = "0"