解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスします。これにより、不正リモートユーザにマルウェアのインストールが知らされます。また、不正なファイルがダウンロードされます。この結果、感染コンピュータは、さらなる他の脅威にさらされることとなります。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 184,320 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2009年12月10日

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\hytvya.exe

(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\sdfvc
Type = 10

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\sdfvc
Start = 2

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\sdfvc
ErrorControl = 0

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\sdfvc
ImagePath = %System%\hytvya.exe

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\sdfvc
DisplayName = Remote Command Service

ダウンロード活動

マルウェアは、以下の不正Webサイトにアクセスします。

  • ab3b4.3322.org:1800
  • monn2.3322.org

その他

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_SERVSTART.A」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 2

セーフモードでの再起動後、以下のレジストリキーを削除してください。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • sdfvc


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください