解析者: Michael Cabel   

 別名:

Microsoft: Exploit:SWF/CVE-2011-0611.A

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、特別に細工された文書ファイル(拡張子DOC)です。マルウェアは、"Adobe Flash Player" の特定のバージョンに存在する脆弱性を利用して、埋め込まれた不正なShockWave Flashファイル(拡張子SWF)を作成します。トレンドマイクロ製品では、このSWFファイルを「SWF_DROPPER.A」として検出します。

マルウェアは、他の不正プログラムもしくはアドウェア等、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

  詳細

ファイルサイズ 186,896 bytes
タイプ DOC
メモリ常駐 なし
発見日 2011年4月18日

侵入方法

マルウェアは、他の不正プログラムもしくはアドウェア等、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、特別に細工された文書ファイル(拡張子DOC)です。マルウェアは、"Adobe Flash Player" の特定のバージョンに存在する脆弱性を利用して、埋め込まれた不正なShockWave Flashファイル(拡張子SWF)を作成します。トレンドマイクロ製品では、このSWFファイルを「SWF_DROPPER.A」として検出します。

セキュリティ対策の面からも以下の説明を参照し、脆弱性を修正してください。

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 7.987.50
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年4月18日

手順 1

Windows ME および XPユーザは、パソコンから不正プログラムもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsの検索機能([スタート] → [検索] → [ファイルとフォルダすべて] を選択)などを使用して、この「TROJ_MDROP.WVB」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    • SWF_DROPPER.A

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_MDROP.WVB」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。ただし、念のため、隔離されたファイルを削除してください。詳しくは、こちらをご確認下さい。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチが適用されるまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元から正式な修正パッチが公開され次第、ダウンロードし適用することをお勧めします。


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