解析者: Michael Jay Villanueva   

 別名:

W32/Agent.XWA!tr (Fortinet); Win32:Malware-gen (Avast); Trj/GdSda.A (Panda)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 747,008 bytes
メモリ常駐 はい
発見日 2016年6月25日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下として自身のコピーを作成し、実行します。

  • %System%\{file name}.exe <- modified copy
    where {file name} can be any of the following:
    • wmiapsrvce
    • wmipsrvce
    • wmiapsrvcep
    • wmiapsvrce
    • wmipsvrce
    • wmiapsvrcep
    • wmiapsvre
    • wmipsvre
    • wmiapsvrep
    • wmiapvsre
    • wmipvsre
    • wmiapvsrep
    • wmiaprvse
    • wmiprvse
    • wmiaprvsep
    Executes using the following shell code:
    • cmd.exe /c start /b "" %System%{file name}.exe dwPlatform=1 fPlatform=0

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

マルウェアは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %System%\{DLL Name}.dll <- responsible for C&C connection
    where {DLL name} can be any of the following:
    • wmiamgmt
    • wmiassn
    • wmipadp
    • wmiadrv
    • wmipdpa
    Executes using the following shell code:
    • rundll32.exe "%System%\{DLL name}.dll" ControlTrace -Embedding -k DcomLaunch

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

自動実行方法

マルウェアは、以下のサービスを追加し、実行します。

  • Service Name: WmiApSrvEx
    Display Name: WMI Performance Adapter Extension
    Start Type: SERVICE_AUTO_START
    Binary Pathname: %System%\{malware name}.exe

(註:%System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • Previous copies of Itself
  • Previous dropped DLL components

プロセスの終了

マルウェアは、感染コンピュータ上で以下のプロセスが常駐されていることを確認した場合、そのプロセスを終了します。

  • Running Processes of Itself
  • Its own DLL modules running under rundll32.exe

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{random}.tmp <- temporary file for creating its drop files, deleted after
  • %Windows%\inf\mtmndkb32.PNF
  • %Windows%\inf\digirps.PNF
  • %Windows%\inf\ie11.PNF
  • %Windows%\inf\mkdiawb3.PNF

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

その他

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 12.614.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2016年6月26日
VSAPI OPR パターンバージョン 12.615.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2016年6月27日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このマルウェアのサービスを無効にします。

[ 詳細 ]
  •  WmiApSrvEx

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\{file name}.exe
  • %System%\{DLL Name}.dll
  • %User Temp%\{random}.tmp
  • %Windows%\inf\mtmndkb32.PNF
  • %Windows%\inf\digirps.PNF
  • %Windows%\inf\ie11.PNF
  • %Windows%\inf\mkdiawb3.PNF

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_KWAMPIRS.SM」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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