解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    なし

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

  詳細

ファイルサイズ 16,896 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年9月30日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • https://trend.{BLOCKED}to.com/common/trend.html

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • {malware path}\wscntfy.exe

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

マルウェアは、認証証明書をインストールし、ダウンロードするWebサイトへのアクセスを可能にします。マルウェアは、自身がデバッグされているどうかを確認します。マルウェアは、リモートデバッガが存在しているかどうかを確認します。

マルウェアは、以下のクラス名をもつ開かれたウィンドウを確認します。

  • 1212121
  • Eew75
  • icu_dbg
  • kk1
  • odbydyk
  • ollydbg
  • pe--diy
  • Shadow
  • TDeDeMainForm
  • TESTDBG
  • TIdaWindow
  • WinDbgFrameClass

マルウェアは、以下のウインドウ名をもつ開かれたウインドウを確認します。

  • File Monitor - Sysinternals: www.sysinternals.com
  • Import REConstructor v1.6 FINAL (C) 2001-2003 MackT/uCF
  • PEiD v0.94
  • Registry Monitor - Sysinternals: www.sysinternals.com

マルウェアは、自身のプロセスが以下のいずれかであるかどうかを確認します。

  • ctfmon.exe
  • EXPLORER.EXE

上述のいずれかが当てはまる場合、マルウェアは自身を終了し、エラーの結果を返します。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.750

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「TROJ_FAKEWHELP.B」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • {malware path}\wscntfy.exe

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_FAKEWHELP.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください

関連マルウェア