解析者: Abraham Latimer Camba   

 別名:

Exp/20132729-A(Sophos), HEUR:Exploit.PDF.Generic(Kaspersky), PDF/Exploit.CVE-2013-2729.E trojan(NOD32),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 13,687 bytes
タイプ PDF
発見日 2014年7月2日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアもしくはグレイウェア、または不正リモートユーザによるスパムメールに添付され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。

  • http://{BLOCKED}hemes.com/flash.exe

マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %Temporary Internet Files%\Flash.exe

(註:%Temporary Internet Files%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Temporary Internet Files"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files" です。)

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

OSのバージョンが6.0および6.0以上の場合(Windows Vista以上):

マルウェアは、以下のバージョンのAdobe Reader上で自身が実行している場合、上述の不正活動を実行します。

  • 9.303
  • 9.304
  • 9.4
  • 9.401
  • 9.402
  • 9.403
  • 9.404
  • 9.405
  • 9.406
  • 9.407
  • 9.5
  • 9.501
  • 9.502
  • 9.503
  • 9.504
  • 10.101
  • 10.102
  • 10.103
  • 10.104
  • 10.105
  • 10.106
  • 11
  • 11.001

OSのバージョンが6.0未満の場合(Windows Server 2003 R2以下):

マルウェアは、Adobe Readerのハングアップ/フリーズのため、無限ループに陥ります。

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.898.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年7月2日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.899.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年7月2日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Temporary Internet Files%\flash.exe

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_EXPLOYT.XLT」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 4

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。  

日本語情報はこちら:


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