解析者: jasperm   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、レジストリキーおよびレジストリ値を追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年10月7日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることにより、コンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加し、自身をBrowser Helper Object(BHO)として登録します。これにより、Internet Explorer(IE)が起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\Interface\{986A8AC1-AB4D-4F41-9068-4B01C0197867}

HKEY_CLASSES_ROOT\TypeLib\{8E3C68CD-F500-4A2A-8CB9-132BB38C3573}

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\{A0E1054B-01EE-4D57-A059-4D99F339709F}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\
Browser Helper Objects\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}

HKEY_CLASSES_ROOT\AppID\main.DLL

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO

HKEY_CLASSES_ROOT\main.BHO.1

マルウェアは、以下のレジストリキーおよびレジストリ値を追加し、自身をBHOとして登録します。これにより、IEが起動するとマルウェアが自動実行されます。

HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{AFD4AD01-58C1-47DB-A404-FBE00A6C5486}\
InProcServer32
@ = {malware path and file name}.DLL

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身の環境設定ファイルをダウンロードします。

  • {BLOCKED}kzcompile.com
  • {BLOCKED}exad.com

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\\{random}.TMP - downloaded file
  • %Current%\\{malware name}.sig - possible configuration file

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • This malware connects to URLs to possibly download other malicious files and configuration files.

  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI パターンファイル: 7.521.80
VSAPI パターンリリース日: 2010年10月7日
VSAPI パターンリリース日: 10/7/2010 12:00:00 AM

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

Browser Helper Objects(BHO)に関連するレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]
DATA_GENERIC

  • 続けて、「コマンドプロンプト」に以下のコマンドを入力し、[Enter]キーを押します。

    • Windows 98およびME の場合
    RUNDLL DATA_GENERIC,DllUnregisterServer

    Windows NT、2000、XP および Server 2003 の場合
    REGSVR32 DATA_GENERIC /U

  • 確認画面が表示されたら、[はい]または[OK]をクリックします。
  • 「コマンドプロンプト」を閉じます。
  • 手順 4

    最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「TROJ_EXEDOT.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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