別名:

Ransom-FPS!4D46310BDFDC (McAfee),a variant of MSIL/Kryptik.AKO (ESET)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
    はい

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  詳細

ファイルサイズ 548,864 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2014年11月13日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, 画像の表示

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
Vault = "{malware path and filename}"

他のシステム変更

マルウェアは、コンピュータのデスクトップの壁紙に以下の画像を設定します。

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • HWID
  • Computer Name
  • User Name

その他

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。

  • cvredirect.{BLOCKED}p.net
  • cvredirect.{BLOCKED}s.net

マルウェアは、以下の拡張子をもつファイルを暗号化します。

  • .3fr
  • .accdb
  • .arw
  • .bay
  • .bmp
  • .cdr
  • .cer
  • .cr2
  • .crt
  • .crw
  • .dbf
  • .dcr
  • .der
  • .dng
  • .docm
  • .docx
  • .doc
  • .dwg
  • .dxf
  • .dxg
  • .eps
  • .erf
  • .exif
  • .gif
  • .indd
  • .jfif
  • .jpeg
  • .jpg
  • .kdc
  • .mdb
  • .mdf
  • .mef
  • .mp3
  • .mrw
  • .nef
  • .nrw
  • .odb
  • .odc
  • .odm
  • .odp
  • .ods
  • .odt
  • .orf
  • .p12
  • .p7b
  • .p7c
  • .pdd
  • .pdf
  • .pef
  • .pem
  • .pfx
  • .png
  • .pptm
  • .pptx
  • .ppt
  • .pptx
  • .psd
  • .pst
  • .ptx
  • .r3d
  • .raf
  • .raw
  • .rtf
  • .rw2
  • .rwl
  • .sr2
  • .srf
  • .srw
  • .txt
  • .wb2
  • .wpd
  • .wps
  • .x3f
  • .xlk
  • .xlsb
  • .xls
  • .xlsm
  • .xlsx

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.274.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年11月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.275.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年11月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「TROJ_CRYPTCOIN.AK」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 4

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • Vault = "{malware path and filename}"

手順 6

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_CRYPTCOIN.AK」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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