解析者: Jimelle Monteser   

 別名:

TrojanDropper:Win32/Zegost.B (Microsoft), W32/Bjlog.LBY!tr.pws (Fortinet), Trojan-Dropper.SuspectCRC (Ikarus), Trojan-PSW.Win32.Bjlog.dtwr (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:

  • マルウェアタイプ:
    トロイの木馬型

  • 破壊活動の有無:
    なし

  • 暗号化:
     

  • 感染報告の有無 :
    はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

  詳細

ファイルサイズ 20,957,737 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2013年12月19日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System Root%\{random}

(註:%System Root%フォルダは、標準設定では "C:" です。また、オペレーティングシステムが存在する場所です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %All Users Profile%\DRM\%SESSIONNAME%

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\HidServ
FailureActions = "{hex values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\HidServ\Parameters
seRVicemAIN = "NPGetResourceParent"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\HidServ\Parameters
module = "%System Root%\{random}"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\{random}

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\{random}\
Parameters

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
DependsOnService = "RpcSs"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
ErrorControl = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
ObjectName = "LocalSystem"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
Start = "4"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
Type = "32"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
seRVicemAIN = "NPGetResourceParent"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
seRVicedlL = "%All Users Profile%\DRM\%SESSIONNAME%\{random}.cc3"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\{random}
module = "%System Root%\{random}"

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %All Users Profile%\DRM\%SESSIONNAME%\{random}.cc3 - detected as BKDR_REDOSD.SMX
  • %User Temp%\{random}.dat - detected as BKDR_REDOSD.SMX
  • %System%\{random}.rdb

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。. %System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

ダウンロード活動

マルウェアは、ダウンロードする機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、実行後、自身を削除します。

マルウェアが作成する以下のファイルは、「BKDR_REDOSD.SMX」として検出されます。

  • %All Users Profile%\DRM\%SESSIONNAME%\{random}.cc3
  • %User Temp%\{random}.dat

マルウェアは、自身をサービスとして登録するため、以下のパラメータを受け付けます。

  • -s

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
VSAPI OPR パターンバージョン 10.473.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年12月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「TROJ_BJLOG.VG」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。

    • BKDR_REDOSD.SMX

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software
    • {random}

手順 5

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HidServ
    • FailureActions = "{hex values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HidServ\Parameters
    • seRVicemAIN = "NPGetResourceParent"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\HidServ\Parameters
    • module = "%System Root%\{random}"

手順 6

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %All Users Profile%\DRM\%SESSIONNAME%

手順 7

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\{random}.rdb

手順 8

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「TROJ_BJLOG.VG」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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